兵どもの夢 朝霧に浮かぶ雲突城を偲ぶ – 兵庫県
一週間前に “小雪(しょうせつ)” を数え、季節もいよいよ冬の装いを深めてきました。今のところ北海道の一部を除いて さほどの降雪は見られていませんが、来週には “大雪(たいせつ)
いつしか色は潰え‥能に見る色即是空(前)- 京都府
色即是空空即是色 しきそくぜくう くうそくぜしき 大仰な書き出しで恐縮です・・・ 大乗仏教の真髄を説いたと言われ、かの玄奘三蔵(西遊記のモデル)にも関わる般若心経の一節であり、ご存知の方も多いかと思います。 無知な私の書
古の脅威 魔に抗う人々と今に遺るもの(後)- 香川県
前回に引き続き 香川県からの民話をお届けします。 今回は “大蛇(オロチ)” の登場。 物語の舞台も比較的 近く・・というか、前回の終盤でも少し触れましたが、”山田蔵人高清”
葉脈探して鉱脈発見 人の妙と釜石鉱山 – 岩手県
八代将軍 徳川吉宗公 といえば “米将軍” “享保の改革” “町火消しの設置”、 または “像の輸入” だの “
孤高の光と影 上州 二人の渡世人_再
本日は2019年12月のリライト記事となります。ご了承ください。 中々 終幕の見えて来ないコロナ禍とそれによる経済的なダメージ、遠国とはいえ彼方から届く戦争の悲惨な姿、そして頻発する自然災害や事故のニュース‥、 出来るこ
奇岩の峰 黒髪山乳待坊に訪れる秋 – 佐賀県
岩山・・、岩の山、漢字で書くとたった二文字、人の苗字にもあろう 日頃 特に気にも留めない存在ですが・・、さて単に岩の塊であっても “巨石・巨岩” とされるものや、遥かに仰ぎ見るような巨大な山体とな
NANONOと天満与力の時代 – 大阪府
「え〜 毎度 馬鹿々々しいお話を・・」といえば “落語” の枕、その始まり・振り出しの部分。 その言葉のとおり、普通ならあり得ない・・否、もしかしたら通常の暮しの隅々に見え隠れする、奇矯な言動や振
大洋望む千枚田は夜陰にも美しく – 石川県
日本人の “食” の中心となる “米”。 パン食や様々な “新” 食文化に押されて “ご飯” の摂取量・米の消費量とも減少傾
伝承は現と虚の間で生まれ実を結ぶ(弐)- 秋田県
この季節ともなると、さすがに気温にも地域ごとの差が見られます。 特に最低気温の方、私の住んでいる近畿地方南部では低くても15〜16℃といったところですが、九州であれば18〜20℃、東北地方になれば10℃を割り込みそうな寒
暗澹の時さえ越えて 下総国 時平神社_再
時平(ときひら)… 藤原時平 と言えばどのような人物でしょう‥ このような問に対し歴史通の方を除いて、即答できる人は多くないかもしれません。 どこかで聞いたような名前だけどな‥ 藤原という姓だから平安時代の貴族の一人だろ