人の人たるその志は第九合唱の如く – 徳島県
前回ご案内した “全国で唯一電化路線のない街” の特殊事情とその風情。 そんな徳島県の鉄道史を物語る『鉄道写真展 -特急列車と機関車-』 有志の協力を得て 約60点余りの写真展示が行われるというマ
その出入り口は神仏に通ずるか前談
子供の頃・・ですから55年程前のことになりますが、親が銭湯に住み込みで働いていました。 住み込み・・つまり銭湯の敷地内に居住空間があって、日々の入浴となると当然 銭湯の湯をもらいます。 「毎日 タダで大きなお風呂入れて良
修験の山の杉並木、時を紡ぐ人の道 – 後
戸隠神社の杉並木が枯死の危機に晒されているという残念な内容で終わった前回の記事「修験の山の杉並木、時を紡ぐ人の道 – 前」今回はカテゴリーをコラムに変えてお送りします。 人間による環境破壊、それにともなう環境
祖霊と共に生きる国 三つの正月そしてシーミー – 沖縄県
沖縄には三つの正月があると言われます。 現在 一般的に馴染みの深い西暦 / 新暦による1月1日の正月、 今でも中国や東南アジア諸国などでは馴染み深い旧暦1月1日(2024年2月10日)、 そして「ジュウルクニチ」、旧暦1
ワン・ツー! ワン・ツー!
「幸せは 歩いてこない だから歩いてゆくんだね ♪ 一日一歩 三日で三歩 ♪♪」 昭和時代を知る方ならご存知、水前寺清子さんの「三百六十五歩のマーチ」。躍進を続けていた高度成長期を象徴するかのように力強くそして希望に溢れ
聖心の道はミントの香のごとく(後)- 滋賀県
本年1月にポストした記事「アンダーウェアトピックス -無いから有るへ-」の中でご紹介したように、昭和初期は近代化の波が庶民層にまで及び、それまでにない生活資材や文化が広まり始めた時代でもありました。 一方、世界は大国の思
聖心の道はミントの香のごとく(中)- 滋賀県
「近江泥棒伊勢乞食」という古い言葉がありました。 冒頭から感心しない文言で恐縮ですが、この言葉が口性に上ったのが江戸時代、商売上手の “近江商人” と 倹約指向であった “伊勢商人
聖心の道はミントの香のごとく(前)- 滋賀県
薄荷(ハッカ)/ ペパーミントの香り、皆さまはお好きでしょうか? 私は?というと・・元々は苦手な方でした。でも現在では さっぱりというか あの爽快・清涼感は割と好みです。 “ハッカ飴” とかになっ
北の大地の命脈は如何に紡がれたか – 北海道
北の大地における先住者といえばアイヌ民族とされています。その初出は一万年を数える縄文時代にまでさえ届くといわれるほど古く、往古には北海道のみならず、北は(現在の)ロシア領土から 南は本州東北地域にまで、その移流民族と文化
あの日のライスカレーをもう一度 – 岡山県
カレーライス。 どうでしょう、ラーメン・・と並んで(で、良いのかな?)どちらも純和風でないにも関わらず、ほとんど国民食といっていいほど誰もが口にするメニュー。 もちろん好きでない人もおられますが、大抵の場合 家庭の料理に