安居楽土の国から異風香る昔語り(三)- 長崎県
“隠れ切支丹” という非業の歴史。全国的に存在したものの、歴史・風土的に縁の深い長崎のご案内ゆえ 前回、少々暗鬱なお話となってしまいましたが・・。 今回は同じ長崎県でも もう一つ、中国・東南アジア
安居楽土の国から異風香る昔語り(二)- 長崎県
※ 1月5日の記事で「お年玉付アンケートキャンペーン」を実施中です。宜しくご参加くださいませ。Googleアカウント&ログインの必要はありません。 . 前編で触れましたが、往時、異教とされたキリスト教徒の人生は過酷であっ
安居楽土の国から異風香る昔語り(一)- 長崎県
時折、日本の最北端・・とか、最西端などという言葉を聞き、また、そういった指標をもって観光の一助としている場所があるのは御存知のとおりですね。 ところが、同じ方角の “最◯端” の名を掲げる場所が一
真偽の間から生れる話は古のみならず(ニ)
貉(むじな)が寺の方丈(和尚さん)を食い殺し、化けて方丈に成りすます・・。 冷静に見ると何とも残酷な筋立てで、ホラーな面影さえ漂う前回のお話でしたが・・、民話に詳しい方なら、このお話の元と思しき話をご存知でしょう。 「白
真偽の間から生れる話は古のみならず(一)
嘘(ウソ)と真(マコト)、どちらが良いかと問われれば、大半の人が “真” を選ぶでしょう。 人は本来一人では生きていけないものであり、共に生きていくため、家族や社会・集団を維持・発展させるためには
古の脅威 魔に抗う人々と今に遺るもの(後)- 香川県
前回に引き続き 香川県からの民話をお届けします。 今回は “大蛇(オロチ)” の登場。 物語の舞台も比較的 近く・・というか、前回の終盤でも少し触れましたが、”山田蔵人高清”
古の脅威 魔に抗う人々と今に遺るもの(前)- 香川県
いつもイナバナ.コムをご訪問いただき有難うございます m(__)m。 先日 ご質問を頂きましたので ご回答つれづれご案内させていただきます。 「イナバナ.コムには “民話・昔話” と “
伝承は現と虚の間で生まれ実を結ぶ(参)- 秋田県
急激な西洋文化の流入に晒された明治時代、今まで見たことも聞いたこともない物品や風習、そして 思想に戸惑いながらも、人々は新しい時代を一歩ずつ歩んでいきました。 とはいえ、全国津々浦々に同時に文明の光が射し込んだわけでもな
伝承は現と虚の間で生まれ実を結ぶ(弐)- 秋田県
この季節ともなると、さすがに気温にも地域ごとの差が見られます。 特に最低気温の方、私の住んでいる近畿地方南部では低くても15〜16℃といったところですが、九州であれば18〜20℃、東北地方になれば10℃を割り込みそうな寒
伝承は現と虚の間で生まれ実を結ぶ(壱)- 秋田県
ようやく秋らしい気温となってきましたかね。今週から来週にかけて秋田県から “妖怪” や “大力”、 そして少々時代の若い明治時代の民話をお届けしたいと思います・・。 「産女