金のなる木 そして悠久の桜 [再-後] – 佐渡ヶ島
「これほどに身の温まる草の実を ひえの粥とは誰かいふらむ」 . 朝廷権力の復興を夢み そして破れ配流となった順徳天皇が傷心の中この島へ上がった折、島の老婆から振る舞われた”稗の粥(ひえのかゆ)” に感動して詠まれた歌です
金のなる木 そして悠久の桜 [再-前] – 佐渡ヶ島
皐月(五月)も半ば、季節は花の盛りとはいえ 桜に関しては北海道の一部を除いて最早 過日のものとなってしまいました。 . 意外なことに”国花” と定められている訳ではない桜ですが、やはり日本人の心に
行き急ぐとも生き急ぐなかれ 蓮生逸話 − 岡山県
コロナウイルスの蔓延が中々に治まりません。 思えば昨年の今頃 巷に新型コロナウイルス流行の報が流れ国内でも初の感染者が確認されました。 正体の分からない感染症に社会は安定を失い、直接の感染被害はもとより これに関連した経
一芸秀でて歴史に残る 蛙も鳴いて薬となる – 茨城県
「さぁさぁ さてもお立ち会い 御用とお急ぎでなかりしば ごゆるりと聞かれたし・・」 「一枚が二枚、二枚が四枚、四枚が八枚・・これこのとおり」 着物袴にタスキを綾掛け 腰に据えたるニ刀の差料、道行く人々を相手に語られる意気
真白き妖力 白粉婆は神にもつながるのか – 奈良県
“人と化粧” の関わりは その原初を紀元前・太古にまで遡るものであり、その指向するところは自らの美化のみならず、相対する相手に対する訴求(時には戦闘時の威嚇も含め)であったり、呪術的な要素を多分に
隠れ里の氷水は時に流れて何を伝える – 長野県
“氷河” と聞くとスイス・アルプスやネパールの山岳地帯、はたまた南極大陸などを思い浮かべますが、いざ、それでは日本にも氷河って有るのかな? と考えてみれば、これがどうも微妙な感じ・・ 日本にもアル
アテルイ 郷土の英雄伝説 – 岩手県 [再掲載]
* この記事は2018年8月4日の再掲載記事となります。ご了承ください。 次回17日(月)は佐賀県から「城」カテゴリーの記事を配信予定です。 現代ではあまり使われなくなった北方の地域や民を指す言葉に「蝦夷・えぞ」という言
ジャンと響けば何かが起きる 浦戸の海の怪異 – 高知県
〜 孕の海にジャンと唱うる稀有のものありけり たれしの人もいまだその形を見たるものなく その物は夜半にジャーンと鳴り響きて海上を過ぎ行くなりけり 〜 鹿持雅澄(かもち まさずみ・江戸時代後期 日本の国学者)
北の大地に織りなす風土と岬の伝承 – 北海道
北海道 果てなき地平と北方独特の大自然に抱かれ、国内はもとより海外からの観光客も日本屈指の集客力を誇る景観と豊穣の楽園・・。 . 地理的に対局の地 南端 沖縄とともに独自の風土と歴史を織りなしてきた北の大地ですが、この北
[再掲載] 冠と漆器 ヲホドノオウジ伝承+お知らせ
* この記事は2018年9月16日にポストした記事の再掲載記事となります。ご了承下さい。 掲載予定であった福井県の7~8月開催予定のイベントに関して急遽、広報制限の報が入りましたため、再掲載記事に代えて対応