どろぼう橋伝承から見る江戸期の面影(後)ー 埼玉県

. 前回より重ねて川越大師 喜多院 に残る伝承から . 「どろぼう橋」を渡って寺の敷地に逃げ込んだ盗賊は追手の捕り方からは逃れたものの、それでも境内の寺男たちに取り押さえられました。 . しかし、寺側は罪にまみれた男を奉

どろぼう橋伝承から見る江戸期の面影(前)ー 埼玉県

. 「 昔、この橋は、一本の丸木橋であったといわれ、これは、その頃の話である 」 . 神妙な一節は、川越大師 喜多院にある立札由来書の冒頭部です。 . 「 ここ喜多院 と東照宮の境内地は御神領で、江戸幕府の御朱印地でもあ...

暴虐の徒か反骨の戦士か 鎮西八郎大蛇退治 ー 佐賀県

. なるべく有名ではない民話や伝承をお届けできるように 平生気をつけているのですが、恐縮ながら今日は佐賀県に伝わる少々メジャーな伝承、鎮西八郎(ちんぜいはちろう)にまつわるお話を書かせていただきます。 . 鎮西八郎 源為

落日の先の未来 椎葉鶴富姫伝説 - 宮崎県

. 「 祇園精舍の鐘の声 諸行無常の響きあり 娑羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす 奢れる人も久しからず ただ春の夜の夢のごとし 猛き者もつひにはほろびぬ ひとへに風の前の塵に同じ 」 ご存知 平家物語 冒頭の一節で

金のなる木 そして悠久の桜(後) – 佐渡ヶ島

「これほどに身の温まる草の実を ひえの粥とは誰かいふらむ」 . 朝廷権力の復興を夢み そして破れ配流となった順徳天皇が傷心の中この島へ上がった折、島の老婆から振る舞われた”稗の粥(ひえのかゆ)” に感動して詠まれた歌です