そこに刻まれるのは太古の影か – 山口県
“ペトログリフ”(petroglyph)という言葉をご存知でしょうか? ギリシア語で “石” を表す “petro / πέτρα” と ̶
錦秋の繁栄祈願 豊川稲荷の鎮座祭 – 愛知県
11月になり日中はそれなりの気温になるものの、ようやく秋の気配も深まってまいりました。 愛知県豊川市の「豊川稲荷」で11月16日(土)~17日(日)に秋の大祭(鎮座祭)が執り行われます。 日本三大稲荷のひとつともされ、地
梅香の祭典 湯島天神の梅酒まつり – 東京都
東京23区の中央、各種教育機関が籍を置き閑静な住宅街も息づく文京区は、都心に身近ながらも豊かな緑と治安の良さにも恵まれる魅力的な町として知られています。 また この地は江戸時代から武家屋敷や寺社が多く立ち並んだ場所でもあ
コン話二編コンコン(山城国)- 京都府
コン話コンコン、今回も古の都 京都府からお送りします。 前編 福知山・丹波国は京都府内でも北部、古く独立した地域でしたが、明治に行なわれた廃藩置県において、南部の “京・京都” と合一する形で現在
早潮見晴らす鎮魂の水天門 赤間神宮 – 山口県
山口県下関市、下関の名産と言えば真っ先に思い浮かべるのが やはりふぐ、ふぐ刺し / てっさ、ふぐ鍋 / てっちり、美味しいですよね、少しばかり高価なのが玉にキズですが・・ しかし、下関は雲丹 / うにの特産地でもあるよう
茶であり咳であり棘であるもの(前)群馬県
先日の「馬籠の宿-岐阜県」の記事でも触れたところですが、関東平野の北部にも ちょっと変わった “飛び地” が存在しています。 “群馬県桐生市”、足尾山地から平野へと開ける扇
どろぼう橋伝承から見る江戸期の面影(前)
埼玉県川越市の中央、人口の密集した地にありながら、そこはかとなく懐かしい情緒を漂わせる町並みに囲まれて一画の杜に佇むのが『星野山 喜多院』。別名『川越大師』です。 「 昔、この橋は、一本の丸木橋であったといわれ、これは、
数多巡霊場の中でも慎ましやかな道 – 長崎県
少し古い資料からの引用で恐縮ですが、長崎県 東長崎商工会の広報コピーに次の文言が見られます。 「楽しくさるいて、お話ししましょう♪」 商工会の中でも女性部の企画によるものなのか、誠に心安く和気あいあいとしたコピーであり、
修験の山の杉並木、時を紡ぐ人の道 – 後
戸隠神社の杉並木が枯死の危機に晒されているという残念な内容で終わった前回の記事「修験の山の杉並木、時を紡ぐ人の道 – 前」今回はカテゴリーをコラムに変えてお送りします。 人間による環境破壊、それにともなう環境
修験の山の杉並木、時を紡ぐ人の道 – 前
『 天岩戸伝説 』 須佐之男命(スサノオ)の粗暴な振る舞いに怒った天照大神(アマテラスオオミカミ)が岩屋に隠れたことで 闇と禍(まが)が世を覆ってしまったため、他の神々が知恵を出し合い天照大神を岩屋から引き出す 神話上