聖心の道はミントの香のごとく(後)- 滋賀県

本年1月にポストした記事「アンダーウェアトピックス -無いから有るへ-」の中でご紹介したように、昭和初期は近代化の波が庶民層にまで及び、それまでにない生活資材や文化が広まり始めた時代でもありました。 一方、世界は大国の思
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琥珀の灯りに懐かしき夕辺を求めて – 埼玉県

長らくのお休みを頂いており申し訳ございません。m(__)m どうにか・・どうにかですが先行きの目処も立ちつつありますので、記事更新 再開させていただきます。 状況によってはまた休載を挟むこともあるかもしれませんが、何卒ご

あの菓子の人の武勇伝、薩摩の兵六物語(完)- 鹿児島県

秋も目の前まで来ていよう それを告げるがごとく人恋しき風吹き抜ける ただ一人の荒れ野原 最早 何ひとつ考える気力さえ残っておらぬ 負けた 全くもって負けた 鬼と騙され 化け物と騙され 女子と肉親と騙され 果ては高僧の恩人

あの菓子の人の武勇伝、薩摩の兵六物語(四)- 鹿児島県

二才(若衆)仲間を相手に賭け?それとも単なる見栄を張っただけだったのか、ここ吉野原を散々な目に合いながら彷徨い続ける兵六さん、報奨の栄誉の宴(原典においては、宴、ご馳走、二才仲間の刀全て、+ 可愛い人 という盛り沢山な賞

あの菓子の人の武勇伝、薩摩の兵六物語(三)- 鹿児島県

さてさて、人喰い鬼じゃ、一眼の大坊主じゃ、抜け首のお化けじゃと散々に驚かされ弄ばれ、その度に(それこそ尻を捲くるように)情けなく逃げ出すことになってしまった兵六さん、最初に抱いた義憤と血気はどこへやらといった感じですが、

あの菓子の人の武勇伝、薩摩の兵六物語(二)- 鹿児島県

「しくじったならば腹掻っ捌く」とまで言い放ち、若衆の集いを後にした兵六、大言壮語とも言えそうな見栄を切ってこの先どうなることやら・・と言ったところですが、そこは若気の至りと申しましょうか、まあそれでも若さ故の冒険心、チャ

あの菓子の人の武勇伝、薩摩の兵六物語(一)- 鹿児島県

『兵六餅』と聞いて懐かしさを覚えたり、好物だと感じられるのはおそらく40〜50代以上の年齢の方が多いのではないでしょうか。 「ボンタンアメ」と同じくオブラートで包まれたキャラメル状のお菓子で 分類上は “求肥