仁淀の清流に和紙の故郷を訪ねて – 高知県
高知県のほぼ中央部分を北西から南東に向けて流れ、土佐市沿岸から太平洋に流れ込む「仁淀川(によどがわ)」 四国最高峰の石鎚山を源流に120kmの流水域に恵みをもたらし、一級河川の運用にありながらも国内屈指の水質を誇る清流で
加賀忍者寺に紡ぐ歴史と妙なる異聞 – 後
金沢城下に佇む妙なる寺院、日蓮宗『妙立寺』のお話を前回お届けしました。 戦乱の最中から一時の安定の時、そしてさらなる万世安泰の時代に向けて揺籃の時代に生まれた必定にして奇矯の寺。。それは人と時代の要請であったのかもしれま
加賀忍者寺に紡ぐ歴史と妙なる異聞 – 前
秋も日毎に深まり肌寒い日も数えるようになりました。山々が紅葉に染まる季節も到来、北海道の一部では既に落葉が始まっており、東北・信州辺りでは今が見頃。そして北陸地方なら11月中に彩り鮮やかな日が訪れるようです。 2015年
悪態争奪の向こうに見る生の望みと力 – 茨城県
「奇祭」フォークロア好きや祭りファンの人には中々に魅力的な言葉ですかね。 目に見えて珍奇な祭事、時に由緒や記録さえ詳らかでなく、にも関わらず数百年に渡って(誰もよく分からぬままに)続けられているという、現代的な視点から見
出演依頼はまだかいな・・昔話の?-後
“申し訳ない” の連発で続いている今回の “日本の民話-出演者考”、元々の疑問であった「ムササビやコウモリは、何故 日本の民話に登場しないのか?」に立ち戻って考えてみたいと
夜陰の紅葉を照らす光に古を想う – 奈良県
奈良盆地の南端部、静かな山間の場所、そして訪れた人なら分かる言葉では表せないような古色豊かな陽射しと風・・。時間さえゆったりと流れているかのような古代の面影ゆかしき村といえば、ご存知 奈良県明日香村・・。 個人的にも好き
「テルマエ・ロマエ」に学ぶ入浴の歴史 – 山梨県
ようやく秋らしい日和が見られるようになって、少しはヤレヤレな感じになってきました。気の早い話かもしれませんが、遠からずまた風花舞う冬の到来を考えれば、今のうちに夏の疲れを取り行楽の恵みに浴して 身心ともにリフレッシュして
北の大地の命脈は如何に紡がれたか – 北海道
北の大地における先住者といえばアイヌ民族とされています。その初出は一万年を数える縄文時代にまでさえ届くといわれるほど古く、往古には北海道のみならず、北は(現在の)ロシア領土から 南は本州東北地域にまで、その移流民族と文化
六根清浄は日本一危険な国宝に通ず – 鳥取県
秋分、彼岸も明けて、季節はようやく秋を迎えようとしています。 ・・とはいえ、”残暑” では済まされないレベルの暑さが残っていたり、かと思えばスッと涼やかな日に見舞われたりと色々不安定な昨今、皆様に
あの菓子の人の武勇伝、薩摩の兵六物語(完)- 鹿児島県
秋も目の前まで来ていよう それを告げるがごとく人恋しき風吹き抜ける ただ一人の荒れ野原 最早 何ひとつ考える気力さえ残っておらぬ 負けた 全くもって負けた 鬼と騙され 化け物と騙され 女子と肉親と騙され 果ては高僧の恩人