幻想の大根やぐらに千年の息吹が宿る – 宮崎県

お漬物 食べてますか? かつては日本の食卓に欠かせない一菜であった “漬物”。大根、キュウリ、白菜、青菜にかぶらに茄子、高菜。言うまでもなく梅干しやラッキョウ(酢漬)も漬物の一派。そのバリエーションの豊かさは “ 日本食

乳の神は愛を紡いで深き里に鎮まる – 熊本県

九州の中央部を担う熊本県、そのまた中央付近を東西に横たわるように位置する八代市。 さらにその内陸部 宮崎県にも近い東部山間の地ともなれば九州中央山地のお膝元、周囲を深い山々と谷で囲まれ、交通路の確保された現在でも到達に時

聖心の道はミントの香のごとく(後)- 滋賀県

本年1月にポストした記事「アンダーウェアトピックス -無いから有るへ-」の中でご紹介したように、昭和初期は近代化の波が庶民層にまで及び、それまでにない生活資材や文化が広まり始めた時代でもありました。 一方、世界は大国の思
,

仁淀の清流に和紙の故郷を訪ねて – 高知県

高知県のほぼ中央部分を北西から南東に向けて流れ、土佐市沿岸から太平洋に流れ込む「仁淀川(によどがわ)」 四国最高峰の石鎚山を源流に120kmの流水域に恵みをもたらし、一級河川の運用にありながらも国内屈指の水質を誇る清流で
,

加賀忍者寺に紡ぐ歴史と妙なる異聞 – 後

金沢城下に佇む妙なる寺院、日蓮宗『妙立寺』のお話を前回お届けしました。 戦乱の最中から一時の安定の時、そしてさらなる万世安泰の時代に向けて揺籃の時代に生まれた必定にして奇矯の寺。。それは人と時代の要請であったのかもしれま
,

加賀忍者寺に紡ぐ歴史と妙なる異聞 – 前

秋も日毎に深まり肌寒い日も数えるようになりました。山々が紅葉に染まる季節も到来、北海道の一部では既に落葉が始まっており、東北・信州辺りでは今が見頃。そして北陸地方なら11月中に彩り鮮やかな日が訪れるようです。 2015年
,

悪態争奪の向こうに見る生の望みと力 – 茨城県

「奇祭」フォークロア好きや祭りファンの人には中々に魅力的な言葉ですかね。 目に見えて珍奇な祭事、時に由緒や記録さえ詳らかでなく、にも関わらず数百年に渡って(誰もよく分からぬままに)続けられているという、現代的な視点から見