その宵津沢に夜高灯の華が爆ぜる – 富山県
2年前、2023年の夏に本稿と似たような秋田県の祭の記事を書きました。 当時、8月催行の祭を7月中盤に投稿する予定だったのが、折からの豪雨により秋田県を中心とした東北各地に大きな洪水災害が発生、人的被害にまで及んだため記
異獣または雪男も含む北国の辞典 – 後
もう30年も前のことになりますが、仕事で半年間ほど海外に勤めていました。 文字や言葉を違える暮らしの中で目新しいものに触れ面白い日々でもありましたが、日本とは異なる様々な “常識” には度々苦労さ
聞く者の心まで温める津軽の雁風呂 – 青森県
「雁」 普段あまり目にすることが少ない文字ですが、お分かりになられるでしょうか? そのとおり、「がん」もしくは「かり」です。 “鴨(かも)” に似た水鳥ですね。 さらに似たような鳥に “
ばんえい卯月の空に砂塵舞う – 北海道
ところによっては平年の3倍からの積雪など、厳しい寒さが続く今年の冬ですが、お住まいの地域ではいかがでしょうか? 昨年末における当年の気候予想では、冬場は相応の寒さながら早めの気温上昇を迎えることになるとのことでした。 こ
四度の危難を越えて春部の陰陽石 – 広島県
広島県の東に位置する福山市、岡山県に境を接するほど県域の端にありながら広島市に次ぐ人口を有する街であり、また中国地方2番目の中核都市にも指定されています。 背は山地、眼前は瀬戸の海、その間を街道が通り古く山陽をして機内と
どじょうの町の謡と踊りと道の駅 – 島根県
今の時代に・・と言われればそうかもしれませんが、近年聞いたり見たりする機会が減ったものに、地方毎の民謡や民踊(図らずも同音異義語)があります。 どうでしょう・・、40年・・位前まではテレビの “のど自慢
熊野蒼天を渡る花の窟の神縄 – 三重県
三重県南部に “東紀州” と呼ばれる地域があります。 今では行政や気象などの取り扱いや住民を含む一部の使用を除いて、それほど頻出する言葉ではありませんが、この地域名はその名のとおり古の三重と和歌山
昭和100年
本年2025年は「昭和100年」、1926年12月25日を起点として100年目にあたる年なのだそうです。(昭和元年及び昭和64年は それぞれ7日間) 平成以降にお生まれの方には もうひとつピンと来ないかも知れませんね・・
変わりゆくものと変わらぬものの間で – 福島県
一番上の長男、一番下が三男、間にはさまる次男・・♪ は 「だんご3兄弟」 NHK「おかあさんといっしょ」発祥の歌でありながら200万枚をはるかに上回る売り上げを記録し、社会現象とまで言われた盛り上がりを
お米-身近な日本の”食”を考える(後)
日本の”お米” のお話 後編です。 そもそも 今回”お米” のお話を2回に渡って書かせて頂いたのは、いつかは記事にしたいと前々から考えていたことに加えて・・、 ひとつは”お米” が日本人の根幹に関わる大事な