コン話二編コンコン(山城国)- 京都府
コン話コンコン、今回も古の都 京都府からお送りします。 前編 福知山・丹波国は京都府内でも北部、古く独立した地域でしたが、明治に行なわれた廃藩置県において、南部の “京・京都” と合一する形で現在
茶であり咳であり棘であるもの(前)群馬県
先日の「馬籠の宿-岐阜県」の記事でも触れたところですが、関東平野の北部にも ちょっと変わった “飛び地” が存在しています。 “群馬県桐生市”、足尾山地から平野へと開ける扇
どろぼう橋伝承から見る江戸期の面影(後)
前回より重ねて川越大師 喜多院 に残る伝承から 「どろぼう橋」を渡って寺の敷地に逃げ込んだ盗賊は追手の捕り方からは逃れたものの、それでも境内の寺男たちに取り押さえられました。 しかし、寺側は罪にまみれた男を奉行所に引き渡
どろぼう橋伝承から見る江戸期の面影(前)
埼玉県川越市の中央、人口の密集した地にありながら、そこはかとなく懐かしい情緒を漂わせる町並みに囲まれて一画の杜に佇むのが『星野山 喜多院』。別名『川越大師』です。 「 昔、この橋は、一本の丸木橋であったといわれ、これは、
数多巡霊場の中でも慎ましやかな道 – 長崎県
少し古い資料からの引用で恐縮ですが、長崎県 東長崎商工会の広報コピーに次の文言が見られます。 「楽しくさるいて、お話ししましょう♪」 商工会の中でも女性部の企画によるものなのか、誠に心安く和気あいあいとしたコピーであり、
空に届く青海の真魚 そして父と子 – 後
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ※ 本日(2月15日24時)で「お年玉付アンケート2024」受け付け終了となっています。よろしければご参加ください。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー さてさて、
空に届く青海の真魚 そして父と子 – 前
〜 山のあなたの空遠く “幸(さいわい)” 住むと人のいふ・・〜 と詩ったのはドイツの詩人カール・ブッセ。 訳[ 山の向こう、ずっと遠い空の彼方まで行けば そこに幸福があるはずと誰かが言っていたけ
加賀忍者寺に紡ぐ歴史と妙なる異聞 – 後
金沢城下に佇む妙なる寺院、日蓮宗『妙立寺』のお話を前回お届けしました。 戦乱の最中から一時の安定の時、そしてさらなる万世安泰の時代に向けて揺籃の時代に生まれた必定にして奇矯の寺。。それは人と時代の要請であったのかもしれま
加賀忍者寺に紡ぐ歴史と妙なる異聞 – 前
秋も日毎に深まり肌寒い日も数えるようになりました。山々が紅葉に染まる季節も到来、北海道の一部では既に落葉が始まっており、東北・信州辺りでは今が見頃。そして北陸地方なら11月中に彩り鮮やかな日が訪れるようです。 2015年
夜陰の紅葉を照らす光に古を想う – 奈良県
奈良盆地の南端部、静かな山間の場所、そして訪れた人なら分かる言葉では表せないような古色豊かな陽射しと風・・。時間さえゆったりと流れているかのような古代の面影ゆかしき村といえば、ご存知 奈良県明日香村・・。 個人的にも好き