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加賀忍者寺に紡ぐ歴史と妙なる異聞 – 前

秋も日毎に深まり肌寒い日も数えるようになりました。山々が紅葉に染まる季節も到来、北海道の一部では既に落葉が始まっており、東北・信州辺りでは今が見頃。そして北陸地方なら11月中に彩り鮮やかな日が訪れるようです。 2015年

あの菓子の人の武勇伝、薩摩の兵六物語(完)- 鹿児島県

秋も目の前まで来ていよう それを告げるがごとく人恋しき風吹き抜ける ただ一人の荒れ野原 最早 何ひとつ考える気力さえ残っておらぬ 負けた 全くもって負けた 鬼と騙され 化け物と騙され 女子と肉親と騙され 果ては高僧の恩人

あの菓子の人の武勇伝、薩摩の兵六物語(四)- 鹿児島県

二才(若衆)仲間を相手に賭け?それとも単なる見栄を張っただけだったのか、ここ吉野原を散々な目に合いながら彷徨い続ける兵六さん、報奨の栄誉の宴(原典においては、宴、ご馳走、二才仲間の刀全て、+ 可愛い人 という盛り沢山な賞

あの菓子の人の武勇伝、薩摩の兵六物語(三)- 鹿児島県

さてさて、人喰い鬼じゃ、一眼の大坊主じゃ、抜け首のお化けじゃと散々に驚かされ弄ばれ、その度に(それこそ尻を捲くるように)情けなく逃げ出すことになってしまった兵六さん、最初に抱いた義憤と血気はどこへやらといった感じですが、

あの菓子の人の武勇伝、薩摩の兵六物語(二)- 鹿児島県

「しくじったならば腹掻っ捌く」とまで言い放ち、若衆の集いを後にした兵六、大言壮語とも言えそうな見栄を切ってこの先どうなることやら・・と言ったところですが、そこは若気の至りと申しましょうか、まあそれでも若さ故の冒険心、チャ

あの菓子の人の武勇伝、薩摩の兵六物語(一)- 鹿児島県

『兵六餅』と聞いて懐かしさを覚えたり、好物だと感じられるのはおそらく40〜50代以上の年齢の方が多いのではないでしょうか。 「ボンタンアメ」と同じくオブラートで包まれたキャラメル状のお菓子で 分類上は “求肥