越後の怪傑 黒鳥兵衞と名残り湯の真実 -(後)
凶事の象徴のような不穏の黒雲が立ち込め、季節外れとも思える猛烈な風雪吹き荒ぶ中、越後へと着陣した 加茂次郎義綱 率いる討伐軍は、兵衛の軍勢に果敢に挑んだそうです。 武においては並ぶ者無しと謳われた名将 義綱
明神と鍛えた名剣 相槌稲荷伝説 – 京都府
本日は2018年11月の再掲載記事となります。ご了承ください。 京都三条通り、歴史を感じさせる町家が居並ぶ一角に「相槌稲荷神社」があります。 辺りの風景に溶け込むように、否、ややもすると埋もれるかのように町家と町家に挟ま
畔に佇む大工の神様は意外な御仁だった – 福島県
大工(だいく)とは、主として木造建造物の建築・修理を行う職人のこと。古くは建築技術者の職階を示し、木工に限らず各職人を統率する長、または工事全体の長となる人物をさしていた・・。(Wikipedia より) なるほど「大工
北端の岬に見る船玉 異境の神の情景 ー 青森県
地方・地域ごとの歴史や風習に関係する記事を書いていると、その地とは一見繋がりのなさそうな祭事や伝承が息づいていることに驚かされます。 歴史というものは面白いもので、単に地理的、時間的な感覚だけでは推察出来ない、予想外の出
来る年の安寧を願って 星宮の行灯鳥居 – 栃木県
「早いもので・・」などと言う言葉も間に合わないほど月日の流れは川のごとく・・ 別に詩的な表現というわけでもなく、いやもう、人生も後半期になると一年などあっという間に過ぎ去ってしまいますね。 つい この間、新年祝って然程経
神在月の出雲をうさぎのタクシーで巡る – 島根県
島根県と聞いて 先ず思い浮かぶのはやはり「出雲大社」「出雲の国」でしょうか。 日本における歴史と そこから伝えられる様々な逸話は数知れず、合理的な現代を生きる私達の心にロマンを掻き立ててやみませんが、平安朝を遡り奈良時代
清流の里 逸話の深山 黒尊の宮 – 高知県
* この記事は2019年06月20日にポストした記事の再掲載記事となります。ご了承下さい。 日本最後の清流 と言われる高知県 四万十川、全長196kmに達する四国最長の一級河川にして多くの支流をもち、また
悲しみはいつか喜びへ 阿波の国の猫神さん – 徳島県
徳島市の中央部に 向寺山(むこうてらやま)という名の小高い山があります。 . その昔、寺山という地に金剛光寺というお寺が有り それに対面するかのように山があったことから向寺山の名が付いたのだそうです。(現在 金剛光寺はそ
やはり神秘の山多く 出羽鳥海山の民話 ー 山形県
日本に「山」の文字がつく県は何県あるでしょう? . 答えは6つ、北から 山形県、富山県、山梨県、岡山県、山口県、和歌山県 となります。 元々、大陸棚の上に盛り上がるように地形をなす国土ですから、面積の割に山が多いのは良く
そこは深緑幽玄の世界 上色見熊野座神社 – 熊本県
およそ 神社また社の杜と呼ばれるものは 人々が住まい暮らしを営む場所と異なり、時間の流れが緩やかなように感じますね。 . それは 単に葉擦れの音しかしない静かな杜だから そう思えるのか、それとも そこだけにある特別な何か