天を突く紅の並木は行楽郷に続く – 滋賀県
『メタセコイア』という言葉を聞いて何を思い出されますか? 初めて聞いた・・という方も居られるかもしれませんが、”大きく育つ針葉樹” と返答される方も多いかと思います。 そのとおり、私もメタセコイア
心に輝き 芋掘り藤五郎伝承(前)- 石川県
本年は、まさかに年明け早々甚大な自然災害や重大事故が相次ぎ、気持ちの重いスタートとなってしまいました。 特に大規模地震に見舞われた石川県は北部を中心に未曾有の被害を受け、あまつさえ9月に発生した奥能登豪雨で重ねて大きな打
竹より生まれし姫は数多の地で輝く – 奈良・福岡
本年2024年も まことに暑い夏でした。(というか、現在進行系で継続中ですが・・ (^_^;)。 昨年に引き続き観測史上最高レベルの暑さのようで、熱中症による救急搬送者は7月だけでも4万3000人越えと猛烈な罹患数。 時
コン話二編コンコン(山城国)- 京都府
コン話コンコン、今回も古の都 京都府からお送りします。 前編 福知山・丹波国は京都府内でも北部、古く独立した地域でしたが、明治に行なわれた廃藩置県において、南部の “京・京都” と合一する形で現在
コン話二編コンコン(丹波国)- 京都府
イナバナ.コムの民話カテゴリーでも常連、昔話の世界においてトップクラスの出演率を誇る動物といえば、やはり「狐」。 狸や獺(カワウソ)狢(ムジナ)などと並んで、人を化かす困った面を持っている一方・・。 稲荷神社の神使として
茶であり咳であり棘であるもの(後)各地
年ごとに募ってゆく 老いの衰えというものは中々に厄介・・というか虚しいものでもあります。足腰は弱り耳も目も遠くなってくる。持久力は下がり血圧だの消化だの体の基本的な部分にまであれこれ不具合が生じてくる。若い頃はこんなこと
湧水の如き女の性 命をも焦がす物語(前)
『 天城越え 』は歌手 石川さゆりさんによる大ヒット曲、愛の情念に焦がれる女性の心模様が鮮やかに歌い上げられて、演歌にあまり興味が無くてもこの歌は好き!という方も少なくないのではないでしょうか。 「天城越え」は別名「天城
北の大地に織りなす風と岬の伝承 – 北海道
北海道 果てなき地平と北方独特の大自然に抱かれ、国内はもとより海外からの観光客も日本屈指の集客力を誇る景観と豊穣の楽園・・。 地理的に対局の地 南端 沖縄とともに独自の風土と歴史を織りなしてきた北の大地ですが、この北海道
龍の目が開きノギの王子も目覚める – 秋田・岩手県
秋田県の東部と岩手県の西部、つまり両県の県境を跨いで「八幡平」という山地が広がります。間違いやすいですが “はちまんだいら” ではなく「はちまんたい」と読みます。 住所的には秋田県仙北市や鹿角市、
相模国の縁辺から「猫の踊り場」- 神奈川県
神奈川県の領域は その昔 “相模国(さがみのくに)” と言いました。ご存知のとおり「相模湾」などに、今もその名が残っていますね。 但し、現在の県庁所在地・横浜市区域と、同じく大都市である川崎市区域