祖霊と共に生きる国 三つの正月そしてシーミー – 沖縄県

沖縄には三つの正月があると言われます。 現在 一般的に馴染みの深い西暦 / 新暦による1月1日の正月、 今でも中国や東南アジア諸国などでは馴染み深い旧暦1月1日(2024年2月10日)、 そして「ジュウルクニチ」、旧暦1

その夜は外出禁止!伊豆の島々 – 東京都

「よって其の方らに遠島申し付ける !!」 テレビ時代劇など お白洲・お裁きの場で見られるお奉行様の判決言い渡し。遠山の金さん や 大岡越前なんて昭和時代の番組が思い出されますね。 とはいっても、あくまでも現代ドラマの上で

その夜は外出禁止!神津島編 – 東京都

日本で最も面積の大きい都道府県といえば何処でしょう? と問われれば、もちろん北海道・・ということになりますね。続いて岩手、福島、長野、新潟、秋田・・と東北地方の県が目立ちます。 こうなったことの理由のひとつに、明治時代、
,

悪態争奪の向こうに見る生の望みと力 – 茨城県

「奇祭」フォークロア好きや祭りファンの人には中々に魅力的な言葉ですかね。 目に見えて珍奇な祭事、時に由緒や記録さえ詳らかでなく、にも関わらず数百年に渡って(誰もよく分からぬままに)続けられているという、現代的な視点から見

燃える息吹と打突 宇和島の秋場所 – 愛媛県

『闘牛』という言葉から何を思い浮かべられるでしょうか? おそらくは スペインをはじめとしたラテン系諸国で行われているマタドール(闘牛士)と牛との闘い。 もしくは牛同士が額と角を突き合わせて闘う国内の競技ではないかと思いま

あの菓子の人の武勇伝、薩摩の兵六物語(完)- 鹿児島県

秋も目の前まで来ていよう それを告げるがごとく人恋しき風吹き抜ける ただ一人の荒れ野原 最早 何ひとつ考える気力さえ残っておらぬ 負けた 全くもって負けた 鬼と騙され 化け物と騙され 女子と肉親と騙され 果ては高僧の恩人

あの菓子の人の武勇伝、薩摩の兵六物語(四)- 鹿児島県

二才(若衆)仲間を相手に賭け?それとも単なる見栄を張っただけだったのか、ここ吉野原を散々な目に合いながら彷徨い続ける兵六さん、報奨の栄誉の宴(原典においては、宴、ご馳走、二才仲間の刀全て、+ 可愛い人 という盛り沢山な賞

あの菓子の人の武勇伝、薩摩の兵六物語(三)- 鹿児島県

さてさて、人喰い鬼じゃ、一眼の大坊主じゃ、抜け首のお化けじゃと散々に驚かされ弄ばれ、その度に(それこそ尻を捲くるように)情けなく逃げ出すことになってしまった兵六さん、最初に抱いた義憤と血気はどこへやらといった感じですが、

あの菓子の人の武勇伝、薩摩の兵六物語(二)- 鹿児島県

「しくじったならば腹掻っ捌く」とまで言い放ち、若衆の集いを後にした兵六、大言壮語とも言えそうな見栄を切ってこの先どうなることやら・・と言ったところですが、そこは若気の至りと申しましょうか、まあそれでも若さ故の冒険心、チャ

あの菓子の人の武勇伝、薩摩の兵六物語(一)- 鹿児島県

『兵六餅』と聞いて懐かしさを覚えたり、好物だと感じられるのはおそらく40〜50代以上の年齢の方が多いのではないでしょうか。 「ボンタンアメ」と同じくオブラートで包まれたキャラメル状のお菓子で 分類上は “求肥