春分さきたまに訪ねる雪女の話地蔵の話 -(後)
さてさて、”春分” も過ぎれば間もなく春も盛り、菜の花の彩りから桜の便りへと移った話題も “清明(4月7日頃)” の頃にもなると、それさえ花の吹雪となって去ってゆきます。
春分さきたまに訪ねる雪女の話地蔵の話 -(前)
埼玉にお住まいの方には知れたお話かもしれません。 “さきたま” とは埼玉という地名のとても古い読み方です。 現在の県名や市名の元となった古語であり、彼の「万葉集」の中にも “前玉
仏の御業 三段話 やけど如来の伝承(後)- 島根県
健気に働き、日頃の功徳を積んでいたことにより阿弥陀仏の加護を受けたお松 そんな お松の奇跡に感銘し 心新たに信心を深めた名主夫婦 名主夫婦はお松とともに西方寺によくお参りするようになりました。檀家の筆頭としてよく努め、ま
仏の御業 三段話 やけど如来の伝承(前)- 島根県
「身代り地蔵」という言葉があるように、人が味わう多くの辛苦を引き受けて下さる仏様のお話しは諸国変わらず言い伝えられています。 戦乱や飢餓、流行病と隣合わせだった昔の方が辛かったのか、それとも複雑さを増し我利
土佐犬ではない土佐の犬の昔話(後)- 高知県
昔話の舞台となるような時代というと 大半は江戸時代より以前ということになります。 言い換えれば “神様” や “仏様” 、”河童” も “
土佐犬ではない土佐の犬の昔話(前)- 高知県
四国南岸の地、高知県、黒潮海流を目前に通年 温暖な気候ながらも大海原を相手に漁に服し、背にした山岳の険しさや季節に訪れる台風を相手に、鍛え上げられた気性ゆえに男性は “いごっそう” 女性は
大歳を迎えて
大歳 / 大年(おおとし) とは 年の変わり目、いわゆる大晦日の晩のこと・・。 今年も残すところあと一日、明日は12月31日 大歳 / 大晦日を迎えます。 昨年 2020年から2年間を越えて続くコロナウイルスの問題・影響...
竈の神は福の神そして笑いの神なのか(後)- 宮城県
飛鳥時代、律令制の頃から現在の宮城県を含む東北地方は “陸奥国” とされ、その名のごとく “道の奥” 、当時 知られていた文化圏から離れた遥か森の向こうの国と認識されていま