真偽の間から生れる話は古のみならず(一)
嘘(ウソ)と真(マコト)、どちらが良いかと問われれば、大半の人が “真” を選ぶでしょう。 人は本来一人では生きていけないものであり、共に生きていくため、家族や社会・集団を維持・発展させるためには
古の脅威 魔に抗う人々と今に遺るもの(後)- 香川県
前回に引き続き 香川県からの民話をお届けします。 今回は “大蛇(オロチ)” の登場。 物語の舞台も比較的 近く・・というか、前回の終盤でも少し触れましたが、”山田蔵人高清”
古の脅威 魔に抗う人々と今に遺るもの(前)- 香川県
いつもイナバナ.コムをご訪問いただき有難うございます m(__)m。 先日 ご質問を頂きましたので ご回答つれづれご案内させていただきます。 「イナバナ.コムには “民話・昔話” と “
伝承は現と虚の間で生まれ実を結ぶ(参)- 秋田県
急激な西洋文化の流入に晒された明治時代、今まで見たことも聞いたこともない物品や風習、そして 思想に戸惑いながらも、人々は新しい時代を一歩ずつ歩んでいきました。 とはいえ、全国津々浦々に同時に文明の光が射し込んだわけでもな
伝承は現と虚の間で生まれ実を結ぶ(弐)- 秋田県
この季節ともなると、さすがに気温にも地域ごとの差が見られます。 特に最低気温の方、私の住んでいる近畿地方南部では低くても15〜16℃といったところですが、九州であれば18〜20℃、東北地方になれば10℃を割り込みそうな寒
伝承は現と虚の間で生まれ実を結ぶ(壱)- 秋田県
ようやく秋らしい気温となってきましたかね。今週から来週にかけて秋田県から “妖怪” や “大力”、 そして少々時代の若い明治時代の民話をお届けしたいと思います・・。 「産女
渡波に伝承紡ぐ二つの神遣い(狐)- 宮城県
宮城県 万石浦、先日のお話よろしく江戸時代には多くの塩田が開かれ(産業として昭和前半期まで続きました。)潮干狩りや、その後 “牡蠣” の養殖などで賑わった、石巻市と牡鹿半島に囲まれた海跡湖です。
渡波に伝承紡ぐ二つの神遣い(白鳥)- 宮城県
神使(しんし)、ご存知のとおり神さまのお遣い(おつかい)です。 神の眷属(けんぞく / 眷族)であり、神の意向をもとに様々な霊験を顕し人々に恩恵を運ぶ反面、時に祟りや障害をもたらすことも少なくありません。 基本的に神さま