暴虐の徒か反骨の戦士か 鎮西八郎大蛇退治 ー 佐賀県
. なるべく有名ではない民話や伝承をお届けできるように 平生気をつけているのですが、恐縮ながら今日は佐賀県に伝わる少々メジャーな伝承、鎮西八郎(ちんぜいはちろう)にまつわるお話を書かせていただきます。 . 鎮西八郎 源為
孤高の光と影 上州 二人の渡世人 ー 群馬県
. 早いもので今年も既に12月、木枯し吹く師走の月となりました。 師も走り回る忙しさ、そう言われるほど年の締め月として仕事や用事の采配に追われる毎日、時代が移り変わったとはいえ12月ともなると人々の慌ただしさは、やはり
三道楽も波乱もなべて芸のうち 昭和の異端児 月亭可朝
三道楽 という言葉も既に過去のものとなりつつあるのでしょうか。 今でも酒に溺れる人、賭け事から抜け出せない人など数多に居られるとは思いますが、”飲む、打つ、買う” の道楽をまとめて昔は ”三道楽 / さんどら” などと言
かすがの坂商店街 気の良いナマズのお話 - 兵庫県
兵庫県神戸市、三宮の市街地から1km程西寄りに”かすがの坂(春日野坂)” という名の商店街があります。人口も多い地で駅からもほんの数分の立地にありながらも、近年の商店街不況の波には抗えずシャッターの上がらない店も見受けら
報恩と相克 阿波の狸伝承と金鳥神社(後)ー 徳島県
金鳥が修行のため津田山に渡った時、一匹のお供がおりました。当然、同じ狸なのですが、その名を ” 藤の樹寺の鷹 ”、小松島に二人の倅とともに住まい 勇壮、人徳(狸徳)ともに優れ金鳥の右腕とも言われた男でした。 穴観音城のあ
報恩と相克 阿波の狸伝承と金鳥神社(中)ー 徳島県
四国において狸が愛され時に明神として崇められていることは皆様ご承知のとおり、 著名な”犬神刑部” 香川編でご紹介した”屋島太三郎” 日本三名狸にも数えられる”淡
報恩と相克 阿波の狸伝承と金鳥神社(前)ー 徳島県
〜 狸 と言えば古来キツネと並んで人を化かすもの 〜 という書き出しで今年のお正月にお届けした「愛着と崇敬の狸 狸王国 太三郎の伝承 – 香川県」 . 四国における狸の存在意義の深さと愛され敬われる徳の高さを
タロ・ジロだけじゃない 南極に渡った猫の話 - 東京都
9月も末となりました、所によっては些か暑い日も残るとはいえ彼岸も過ぎてこれからは秋の気配も色濃くなり、趣味、旅行、食楽 とアクティビティな季節の到来ですね。 趣味と一言に言っても多種多様ですが この秋は少しカルチャーなお
早潮見晴らす鎮魂の竜宮 長門国 赤間神宮 - 山口県
山口県下関市、下関の名産と言えば真っ先に思い浮かべるのが やはりふぐ、ふぐ刺し / てっさ、ふぐ鍋 / てっちり、美味しいですよね、少しばかり高価なのが玉にキズですが・・ しかし、下関は雲丹 / うにの特産地でもあるよう
改革の本位とは何か 上杉鷹山 夢と相克の果てに(後) – 山形県
経済はそもそも その時代ごとに 基盤となる社会そのものの状況に大きく影響されるので、いつも同様の手法が通用するとは限らないのが難しいところですが、その本質的な目的は国民 / 領民の生活安定と、結果としての国家資本の健全化