三つの時のキーワードから見る長浜の小史 -(後)
寒い日が続きます。日本海側、北関東・東北・北海道と今年は雪も多く、東京や静岡でも何度か大雪警報が出される始末・・。雪深い地方にお住まいの方はくれぐれもご注意いただければと思います。 滋賀県の北部も雪の多い土地柄であり、特
漸悟の道 衛門三郎による遍路のはじめ(後)
年間を通して温暖な気候、町中に多くの緑を抱えながらも人口50万人、四国最大の規模を誇る 衛門三郎のふるさと愛媛県松山市。 今や四国瀬戸内圏において中核を成すこの町も、衛門三郎が生きた時代には鄙びた地方の一里であったのでし
漸悟の道 衛門三郎による遍路のはじめ(前)
※ 本日のお話は、もしかすると “四国お遍路” を よく知られる方には常識的な話題かもしれません、記事にしておいて何ですが・・すみませんw m(_ _)m。 今から30年程前に原作発
霊異眠る社に今は梅の花が咲く – 佐賀県
奈良時代、第45代にして帝を務められた聖武天皇は 大変に繊細な心の持ち主であったように思えます。 全国各地に国分寺の設置を図ったり、奈良 東大寺の大仏造立の詔を出して国家鎮護を祈念しましたが、これは 天然痘の大流行をはじ
真っ黒々 墨かけ合う九鬼の奇祭ニラクラ – 三重県
先月、18日にご案内した「三聖人に縁紡ぐ岩屋寺 弁天稚児の羽衣 – 愛知県」で登場しました九鬼嘉隆(くきよしたか)、 志摩国(現在の三重県東部)を領地に覇を奮った戦国大名であり、特に織田信長や豊臣秀吉の配下で屈強の水軍を
秋深まり門前町で味わう文明開化の味 – 石川県
門前町、あなたがお住まいの地域に今でもあるでしょうか? その規模の大小はともかく昔はどこの町にも大きな寺社の周りには、商店や卸問屋、宿坊、時に建築・生産を生業とする人々が集まった町が形成されていました。 時代の変遷ととも
陽光の島は昔も今も時の先端とともに – 種子島
日本で最も南方に位置する南西諸島、鹿児島県の沖合から もう台湾も目前の領海域にまで連なり広がる陽光の島々です。 ひとえに南西諸島と言っても鹿児島に近い大隅諸島にはじまり、吐噶喇列島(とかられっとう)、奄美群島、沖縄諸島、
侠気の鑑か老人の愚痴か 堅魚男が残したもの
世界で最も硬い食べ物と言われる「鰹節(かつおぶし)」 この鰹節にも旬があるそうで、4月5月に獲れたカツオ ”初鰹” を加工して作られる ”春節” と呼ばれる鰹節の方が、古来より美味であるとされてきたそうです