静山、紫陽花の小径に千年の昔日を辿る – 奈良県

気候変動の影響でしょうか、近年では季節の訪れ方も以前に比べて少々足早、その上 突発的・変動的に現れるような気がします。 寒がりな私にとって冬の寒さは相変わらずですが、やはり総体として年間の平均気温上昇は否めず、九州から西

青田うるおす水神は今年も揚水車を回す – 福岡県

罔象女神(みつはのめのかみ)は 流れる水を司る女神さんです。 井戸の神さまともいわれ、製紙時の水に関わるところから紙漉きの神さまと祀られることもあるそうで、また、姉妹ともされる埴安姫神(はにやすのめのかみ)とともに厠の神

暴虐の徒か反骨の戦士か 鎮西八郎大蛇退治 – 佐賀県

本日は2019年の再掲載記事となります。ご了承ください。 なるべく有名ではない民話や伝承をお届けできるように 平生気をつけているのですが、恐縮ながら今日は佐賀県に伝わる少々メジャーな伝承、鎮西八郎(ちんぜいはちろう)にま

早地峰の里に座敷童は今も息づくのか – 岩手県

「旧家にはザシキワラシという神の住みたもう家少なからず。この神は多くは十二三ばかりの童児なり。おりおり人に姿を見することあり。・・・この神の宿りたもう家は富貴自在なりということなり。」(柳田國男 / 遠野物語)より 明治