鹿児島県 民話 – 猿ヶ城の朱塗観音
梅雨の季節がやってきました。ご存知のとおり日本は多雨の国で年間降水量1700mmは世界平均の2倍にもなるそうです。近年では温暖化の影響かそれとも生活圏の舗装率が増えすぎたためか昔のように毎日々々シトシト降ったり、また、夏
大阪府 民話 – 門真の愛猫 ガラスケ
大好物は‘かつおぶし’!・・とくればネコ、ですがこちらのネコさんはかつおぶしに続いて‘れんこん’‘くわい’となかなか通な好みをもっているようです。その上変わった鳴き声で鳴き人に向かって愛想よく手招きまでするとなれば人気の
京都府 民話 – 牛飼いの五郎兵衛はん
さてさてころりん 京は丹後の地に伝わるお話し 牛飼いの五郎兵衛はん ある日、牛の背に米俵をくくり付けると峠を越えて海に近い岩滝の町まで売りに行かはったそうな。 朝の早うから出かけたもんやから お天道さんが傾きかけた頃に
福島県 民話 – 弘法大師と犬
真言密教の開祖、弘法大師 / 空海の偉業を語る伝承は日本各地にみる事が出来その数は三百とも五百とも言われています。弘法大師と言えば仏法の徳のみならず、初期平安朝の三筆と呼ばれる程の書家でもあり`書’に関わる逸話にも枚挙に
石川県 民話 – 五十文の受取状
さても今は昔の不思議な話し 中能登の小竹という村に ごえ という名の婆さまが住んでおったと 婆さまは長く独り暮らしで又ほかに身寄りもなかったので畑仕事も一人で済まさねばならず、その暮らしはまんで貧乏なもんじゃった。しかし
奈良県 民話 – 飛倉(とびくら)後編
はてさて、あてが外れて恥をかきヤキモキしながらその日を過ごした長者じゃったが・・ ところがどうじゃ、その翌日になるとその空飛ぶお椀がまた長者の前へとふわふわ舞い降りてきたではないか。 「二度と来るなと言ったはずじゃ!この
奈良県 民話 – 飛倉(とびくら)前編
さても今は昔、いにしえには大和(やまと)とも呼ばれた奈良県の西の端、信貴山は古くから賢人たちが関わり‘信じ貴ぶ山’としてその名が付けられたと言う。その信貴山の中腹に一棟の粗末な庵があったそうな。その庵には一人のお坊様が住
神奈川県 民話 – 猫の踊り場
今で言う横浜市は戸塚の里にその昔、不思議な話しがあったそうな この里には名の通った老舗で醤油を商いとする「水本屋」と言う名の商家があった。数人ばかりの手代や丁稚を使いながら家族総出で醤油を扱い、客の評判もまずまずであった
山口県 民話 – なくした数珠 花岡白狐伝説
山口県の南西部、下松市の花岡に法静寺というお寺さんが有ります。このお寺さん、境内の奥にお稲荷さんが祀られています。 神仏習合の時代にはお寺さんと神社の同居?のような状態が時折見られましたが、このお稲荷さんには趣き深いお話
山形県 民話「文福茶釜」ただしキツネ!?
「文福茶釜」(または分福茶釜)と言えば茶釜に化けたタヌキの綱渡り芸、・・そんなイメージが一般的ですが山形県米沢市にはキツネが主人公をつとめる「文福茶釜」の話しが存在するようです・・。 さても今は昔 米沢の山あいにある常慶