役行者と空飛ぶ鐘 - 静岡県
私が「役行者」の名を初めて知ったのは まだ子供の頃、NHKの人形劇であったような気がします。 番組名は「新八犬伝」今更ながらに調べてみると何と全464話も続いたのですね。難儀なことにその内容のほとんどは忘れてしまいました
「獺」さて何と読みますか?「獺」のお話し − 富山県
お正月の3日 香川県の記事で’狸’ にまつわるお話をお届けしましたが、今回は「獺」のお話です。 「獺」普段使うことの無い文字なので「?」の方もおられるかもしれませんが「かわうそ」と読みます。漢字に強い方ならまだまだ初級レ
青森県 民話 – 愛される善行の鬼たち 鬼神社にまつわる伝承
昔ばなしのレギュラーキャストと言えば、おじいさん と おばあさん、殿様、姫様、お地蔵様、キツネ に タヌキ にヘビ ⁄ 龍、カッパ・・といった面々でしょうか。 そして もう一人 常連さんに「鬼」がいましたね、...
岡山県 民話 – 道心坊のおはなし
「道心坊」(ドウシンボウ)という言葉の意味を辞書で紐解きますと、1. 成人後、仏門に入った者。2. 僧形をして物乞いをする者。などとあります。3.に何故か – 網元制のもとで、漁夫が漁獲物の一部をくすねること
大分県 火の粉舞う奇祭 ケベス祭り
. 近年、神社仏閣の参拝をされる方が増え ちょっとしたブームとなっている状況ですが(実は私もその中のひとりなのですが・・汗) そのような状況の中でフォークロア全般に対しても興味を呼び覚まされる人も多いようで、各地の祭りな
山口県 民話 – 導かれし蒼き湧水 別府弁天池
かつては長門国(ながとのくに)とも呼ばれた地にあり、今は山口県中央部の地、美祢市(みねし)、国内最大規模の鍾乳洞窟「秋芳洞」又、カルスト台地「秋吉台」の人気は高く観光客も絶えることがありません。その秋吉の地に住んでいたひ
富山県 民話 – 往来を導く 橋地蔵
「橋地蔵」というちょっと変わった名のお地蔵さまのお話し さてさて今は昔、富山は上市の とある村に三叉になった路がひとつあったそうな 三叉に分かれた路なぞ ここでなくとも国じゅういたるところに有るもんじゃが、この三叉路は少
鹿児島県 民話 – 猿ヶ城の朱塗観音
梅雨の季節がやってきました。ご存知のとおり日本は多雨の国で年間降水量1700mmは世界平均の2倍にもなるそうです。近年では温暖化の影響かそれとも生活圏の舗装率が増えすぎたためか昔のように毎日々々シトシト降ったり、また、夏
大阪府 民話 – 門真の愛猫 ガラスケ
大好物は‘かつおぶし’!・・とくればネコ、ですがこちらのネコさんはかつおぶしに続いて‘れんこん’‘くわい’となかなか通な好みをもっているようです。その上変わった鳴き声で鳴き人に向かって愛想よく手招きまでするとなれば人気の
京都府 民話 – 牛飼いの五郎兵衛はん
さてさてころりん 京は丹後の地に伝わるお話し 牛飼いの五郎兵衛はん ある日、牛の背に米俵をくくり付けると峠を越えて海に近い岩滝の町まで売りに行かはったそうな。 朝の早うから出かけたもんやから お天道さんが傾きかけた頃に