高原を染める蒼天と花のひととき – 広島県

どこまでも青く澄みわたった空、そして見渡す限り一面の花畑。・・なんて少々メルヘンチックな表現ではありますが、そんな風景、たとえ乙女でなくとも満喫してみたいもの。

なぜ青空がそんなに良いのか?と問われれば、それはおそらく人が生活するために好条件の天候・・というイメージがあるから。
なぜ花畑に魅了されるのか?と問われれば、花が咲く温暖な気候、そして野の花が踏み散らされることもない平和のイメージから。

どちらも人が生きてゆく上で欠かせない、自然の恵みと諍いのない世の中を象徴的に表したシーンこそ “青い空と花畑” という取り合わせなのかもしれません。

実際のところ晴天ばかり続いても困りますし、花はいずれ散って実を付けるなり土肥と還るなりしてもらわなければなりませんが、それはさておき、やはり全てを忘れて自然と一体になれるかのようなひとときは誰にとっても憧れです。

750,000本のチューリップを360°見渡す丘に出掛けてみませんか・・?

 

広島県 尾道市から尾道自動車道を北上、三次市との中程の世羅郡世羅町。 山間にあってラベンダーや藤、薔薇など多くの花き(花卉)の観光農場に賑わう花の別天地。

『世羅高原農場』 ここで4月6日(土)から5月8日(水)までの約1ヶ月間「チューリップ祭」が開かれます。

画像 © 世羅高原農場

65,000㎡ つまり東京ドーム10個分の大きさをもつ広大な畑地に、200品種 750,000本のチューリップが咲き乱れる様は圧巻とでも表現すれば良いのでしょうか。 色とりどりのチューリップで描かれる一面の “花絵” も鮮やかに、非日常の風景でありながら誰もが思い描く楽園の姿がそこに広がります。

また「花あそび広場」の一画ではハーブや多年草、季節の花々が咲く新エリアも公開。チューリップ畑との対比を味わいながら、より身近で趣深い草花を愉しむのも また乙なものかもしれません。

観光農場ですから他のアミューズメントも充実しています。
花にまつわる特製商品を扱う “花ショップ” や、特製ソフトクリームの “花屋台”。お食事処の “花カフェ” “農場レストラン” など、その大半が花に彩られているのは言うまでもないでしょう。

 

この記事を書いている3月末、些か遅れ気味だった桜の開花がようやく聞こえてきます。記事が掲載される頃は、世羅高原農場の桜も満開か多少散り始めの状況でしょうか。

今回は 春季「チューリップ祭」のご案内でしたが、夏はひまわり、秋はダリアと季節それぞれの花々で花畑は埋められます。

また『世羅高原農場』は一農場だけで開かれているのではなく、隣接する『Flower village花夢の里』『そらの花畑 世羅高原花の森』『せらふじ園』の計4農園で併園営業しています。(それぞれの開園状況はホームページからご確認ください)

芝桜、ネモフィラ、紫陽花、西洋アサガオなど、ピンク・青・白色の3つのテーマカラーで季節ごとの花々を演出する『Flower village花夢の里』

その地名も “空口”、標高540mの開放感とイングリッシュローズのコントラストが美しい『そらの花畑 世羅高原花の森』

昇り藤とも呼ばれるルピナスをはじめとして、樹齢50年の藤と伝統を守りながら春季限定で開かれる『せらふじ園』等々、世羅高原地区全体が花に溢れた楽園として開花しているのです。

 

『世羅高原農場』ら四農場は基本的に冬季閉園ですが、『世羅高原農場』では10月の末から11月の頭にかけて「大根祭り」。 『そらの花畑 世羅高原花の森』では11月から12月にかけて「世羅高原キャンドルナイト」などが開催されます(指定日のみ)。

春夏秋を彩る花々の競演、そして冬の入口に催される心暖かいひととき。

そして今 眼前に広がるのは 遠大の空と繚乱の花畑。新しい春の到来にふさわしい蒼天のイベントです。

『世羅高原農場』 公式サイト

『はじめて世羅高原を訪れるお客様へ』

Amazon:「TULIP 40~すべてのシングル40曲 デビュー40周年を記念して~」

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください