竜串のアクアリウムパーク SATOUMI – 高知県

足摺岬(あしずりみさき)、太平洋に突き出した四国高知の二本の角の左側(足摺半島)南東部の突端であり、カツオやブリをはじめとした豊潤な漁場であるとともに、遠大な大海原を一望出来る人気の観光地でもあります。

開けた場所で遥かな水平線を眺めていると、微妙に円弧を描いていて地球の丸さを改めて感じるものですが、この足摺岬にも2箇所の展望台があり、双方とも270度(¾角)の視野角をもつ雄大な眺望を誇ります。

 

四国でも最も南端に近く位置する足摺岬を先端に、宿毛市や四万十市の領域を含めて “渭南(いなん)” と称しますが、この温暖な地域から愛媛県宇和地域までの海岸線をして「足摺宇和海国立公園」とされています。

この足摺宇和海国立公園の一角、足摺半島のやや西に突き出た千尋岬に抱かれるように佇む港湾地帯が、本日ご案内する「竜串(たつくし)」の海であり、奇勝で知られた竜串海岸を含む「竜串海域公園」となります。

砂岩と泥岩が積層状に重なり、それが侵食されて作られた多段状の奇勝、九州宮崎県 青島周囲の “鬼の洗濯板” が有名ですが、ここ「竜串海岸」の岩性海岸は、細かくきれいに並んだ鬼の洗濯板に比べて、荒々しい大小様々な管状岩礁によって構成され男らしく勇壮な印象が強いのが特徴で、それは “大竹小竹” の名にも現れています。

千尋岬の西岸に位置する「見残し海岸」は、往古 全国行脚の途にあった弘法大師がこの地をも訪れたものの、あまりの難路に見ること叶わず “見残して” 立ち去ったという逸話が残されています。難所に有るためその姿を拝めるのは風除けに船を寄せる漁師のみであり、一般客が訪れられるようになったのは比較的 近年の話だとか・・。

砂岩・泥岩混成の岩礁が侵食によって形成された生い立ちは「竜串海岸」と同じですが、その形状は大きく異なり、まるで巨大・異形の生物を見るかのような独特の形状が印象的な岩塊群です。渦巻岩、愛情の岩、人魚御殿など名付けられたこの岩礁は現在ではグラスボートで渡岸することが出来ます。

竜串の湾内、桜浜海水浴場から弁天島を見晴らす途上の岬にあるのが 天然ミュージアム「足摺海底館」、その名のとおり鋼管構成の海中施設・海中水族館です。
潜水艇のような丸窓から覗く自然の魚たちの生態は、一般の水族館とはまた違った発見をもたらしてくれるかもしれません。

竜串海域公園の湾内 浅瀬には白珊瑚の群体が繁茂し、まつわる小魚たちと美しい景観を見せており、県の天然記念物にも指定されていますが、近年の海流移動や環境の変化により その個体数を減らしていて、現在は保護活動が展開されている最中だそうです。

 

本日、ご案内する竜串の海のもう一件が高知県立「足摺海洋館 SATOUMI」です。

「土佐の海と黒潮の魚たち」をテーマに 県立の水族館として1975年に開館、以来45年に渡って足摺のアクアリウムパークとして活動を続けてきましたが、昨年2020年3月に一旦休館、ほぼ全面的ともいえる4ヶ月半の工期を掛けての改修を終え、7月18日にリニューアルオープンを果たしました。

以来、一介の水族館の枠を超え、地域文化との連携やマリンアクティビティ、アミューズメントパークの機能を携えて、竜串海域公園の新たな顔として躍進を続け、オープンから20万人を超える来館者を迎えました。

 

館内は単なる施設建物ではなく、スダジイをはじめとした原生林を再現し、大型水槽内の魚群との調和を図り、総括的な足摺の自然を体験出来る内容となっています。

漣痕(れんこん)と呼ばれる海底の奇景も忠実に構築され、そこに穴を開け生息していた甲殻類の生痕化石(せいこんかせき)を通じて、竜串の海の歴史的景観をも再現しています。

大型円筒水槽に巨影をなして周る1万匹のマイワシの群れ、竜串の海中をそのまま持ってきたかのような “竜串湾大水槽” 、壁面から天井面全てが水槽と化して 息をしながら海の中にいるような回廊水槽など、見る者に大きな感動を与えることでしょう。

 

70席を数えるオーシャンビューのカフェやミュージアムショップも完備されており、周辺には桜浜海水浴場をはじめとして、釣りやダイビング、キャンプの施設なども充実しています。 一日では足りないほどのアクアリウムパークを満喫する季節はこれからでしょう。

館では現在(8月31日まで)リニューアルオープン1周年を記念して様々なイベントなどを企画開催しています。 この夏の想い出に足摺・竜串の海のアクティビティを組み込まれるのも良いのではないでしょうか。 コロナ感染対策にご留意の上お出掛けください。

 

「高知県立 足摺海洋館 SATOUMI」
公式サイト
Facebook公式アカウント

場  所 : 〒787-0450 高知県土佐清水市三崎 今芝4032

アクセス : こちらから

駐 車 場 : 無料(乗用車150台、バス5台)

入 場 料 : 大人:1200円 小人:600円(小学生~高校生) 未就学児:無料

問い合わせ : TEL:0880-85-0635 FAX:0880-85-0650

 

※ ご承知のとおり 現在 コロナウイルス感染症問題に関連して、各地の行楽地・アミューズメント施設などでは その対策を実施中です。 それらの場所へお出かけの際は事前の体調管理・マスクや消毒対策の準備を整えられた上、各施設の対策にご協力の程お願い致します。 また これらの諸問題から施設の休館やイベントの中止なども予想されますので、お出掛け直前のご確認をお勧め致します。

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