先月24日に腰を痛めて以来 療養に努めておりますROCKZOUです。
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日々ご訪問頂いている皆様には、新しい投稿が滞っており申し訳ございません。
知人に紹介してもらった接骨院に通い おかげさまでどうにか普通に近い状態で歩行できるようにまで回復してまいりました。
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当イナバナ.コムの方も 来週からは 順次 復調してゆきたいと考えておりますので勝手ながら 今後とも何卒よろしくお願い申し上げます。
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先般、ぎっくり腰としてご報告させていただいたのですが、診察の結果わかったのは「仙骨」(脊椎の下、骨盤の中央部にある骨)の曲がりに端を発する痛みだったようで、また それ以前から状態化している「脊椎間狭窄症」の影響もあったのか、急激に発現する事態となってしまったようです。
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理論と実践 双方に優れた先生に施術してもらい、数回通う内に痛みも和らぎ今では通常の生活も大きな支障なく過ごせるまでになりました。
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実は数年前にも五十肩を患ったことがありまして (^^; 近所の整形外科で治療してもらったことがあるのですが、今回 接骨院で受けた施術とどう違うのか、そもそも「整形外科」「接骨」「整体」「カイロプラクティック」など それぞれ何が違うのか、ということに興味が湧き少しだけ調べてみました。
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「整形外科」「接骨 / 骨つぎ」「整体」「カイロプラクティック」の内、国から(いわゆる)「医療」として認められているのは「整形外科医」であり その他は「代替医療行為」もしくは「医業類似行為」とみなされます。
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「整形外科」は文字どおり “整形外科医” による診察・診断を軸として “担当医” “理学療法士” “作業療法士” などが補助的・統括的に治療を行うものであり、国家医師資格を有する医療行為です。 明確な治療方針と計画を立ててシステマティックに進めてくれる医院が近年では多く見られます。
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外傷および内因性による骨・関節・筋肉・神経系の障害を医師の知見をもとにX線やMRI検査などを併用して診断し、投薬や注射、時に手術、またはリハビリテーションによって治療を進めるもので、あらゆる運動性機能障害に対応しています。 その根底には西洋医学的な合理性が息づいています。
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「接骨 / 骨つぎ」は “柔道整復師” による “施術” となり、主に打撲・捻挫・脱臼 および各所の痛みを “手技(しゅぎ)” を用いて回復を図ることを目的としています。
“医療” ではないため施術対応できる症状や保険適用に制限があります。
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柔道整復師 もまた国家資格であり 手技による曲がった骨部位の整復や固定、筋および筋膜に対するマッサージや温熱・低周波刺激の併用などにより、患者の持つ恒常性回復力(体内の自然治癒力)の覚醒を促進します。
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柔道整復の源流は戦国時代における “活法” にまで遡るともいわれており、江戸時代に “蘭学” の一部を吸収しながら骨折や脱臼の治療法のひとつとして発展、明治時代に “柔道整復術” として現代施術の基礎が確立してゆきました。
東洋医学の中でも蘭学を内包した和法医学のひとつと言えるでしょうか。
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因みに「あん摩 / マッサージ」「鍼(はり)」「灸(きゅう)」も「あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律」に基づく国家資格の開業免許です。
やはり自然治癒力の覚醒を目的とすることが多く、こちらは歴史の深い漢方医学の影響が色濃いですね。
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「整体」「カイロプラクティック」は主に “手技” を用いるところは「接骨施療」に似ていますが、19世紀にアメリカで提唱・確立された脊椎骨の姿勢・乱れを矯正して神経節の圧迫を解放する「脊椎矯正手技療法」に、それまで日本にあった整体術が複合して現代に続くものとされています。
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筋・骨格をはじめとした身体の本来のあり方を基本に整え健康的な状態に導いてゆく、というのが大まかなスタンスですが、施術者により考え方やアプローチが多岐にわたるため、また 日本においては正式な国家資格も認定制度も存在しないので(海外においては国家資格も存在する) “術者” の方向性や技術レベルを把握しづらいところが ひとつの悩みどころ と言えるかもしれません。
どちらかというと緊急性を要する痛みの緩和や治療というよりも、”健康志向”を補助するためのものといった感じでしょうか。
基本的に健康保険適用外な院が多いようです。
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関節や筋肉の耐えられない痛みを癒やすため身体を預ける お医者さんや整復師さん、
しかし、以外と混同しがちな「整形外科」「接骨」「整体」のキーワード、
どれが良くてどれが良くないという話ではなく、自分の症状と意向に合った先生を見つけることが大事なようです。
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今はインターネットで 各院の基本情報から様々なクチコミや評判などまで検索出来るので それを活用するのも一つの手ですが、上で書きましたアプローチの違いなども考え合わせた上で、実際にそこに通院された方のお話しを伺うなど、自らのネットワークを広げるのが一番の良策かもしれませんね。
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新型コロナウイルス問題で感染予防、外出自粛、お医者さんへも中々かかりづらい昨今、自粛ストレスをなるべく上手に解消しながら軽い柔軟体操を続けるなど 健康を維持してゆきたいものです。
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