インターネットの普及と入れ替わるように その発行部数を減らし続けていると言われる紙媒体の新聞、平成12年(2000年 / 20世紀最後の年)に5370万部あった部数は昨年平成30年にはついに4000万部を割り込んだとの報告が出ています。
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当然、新聞社の方でも紙媒体からWeb展開への比重を移していますが 総合的な業績には中々苦しいものがあるようです。
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このように将来的な減少または消滅が懸念される紙媒体ですが、実は「ローカルメディア」、いわゆる地方紙の分野において近年 活性化が進んでいるそうです。
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国内におよそ130紙あるといわれる地方紙、もちろん地方紙であってもWeb展開は積極的に推し進めていますが、地方紙の本命は地域の情報発信と活性化、当地における発行効果に重点が置かれます。
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全国版の新聞と違い地域の情報に特化されている分 住民の生活や地域の発展に直接結びつきやすく、また それを活かした交流のツールとしても活用されやすい側面を持っていますし、無料で配布されているものも多くそれらは駅や主要施設で手に取ることが出来るので、その地を訪れた観光客への案内の役割も備えています。
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実地店舗や施設とのコラボレーションで今までにない機能を実現させた地方紙も近年増えてきているなど新しい取り組みに活発なのも現在の地方紙の盛況を現しているのではないでしょうか。
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Webと連携しながらも紙媒体の紙面が主力というのも地方紙の大きな特色のひとつです。
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情報源が紙であることのメリットと言えば、(一般的に)スマホやPCに比べその紙面の大きさから興味を惹かれる情報を見つけやすい、ディスプレイに表示される文字よりも目に馴染みやすく速読性にも優れる、メモ書きや切り抜きファイリングが手軽に行えるなど色々考えられますが・・
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都会に比べ高齢人口の割合が高い、また 生活スタイルにおいても保守的な層が厚い”地方” ではスマホやパソコンを駆使して一時的な画面を読み取るよりも、手にとってゆっくりと読み味わうスタイルの方が合っているという人が多いのかとも思われます。
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「地域の編集――ローカルメディアのコミュニケーションデザイン」という企画展が横浜市、ニュースパーク(日本新聞博物館)2階企画展示室にて開催中です。
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日本新聞博物館 はその名の通り社会において重要な役割を果たしてきた”新聞” の歴史と役割、そして刻々と移りゆく社会におけるメディアとジャーナリズムの意味を世に問うものとして、2000年10月 日刊新聞発祥の地、横浜に開館しました。
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怒涛のごとく日々 溢れかえる事象の渦、テレビから、Webから、そして紙面から何気なく目にし吸収してゆく情報の波、”新聞紙” を手に取りじっくりと読むように、今一度メディアや情報そのものの見極めを考えてみるのにも一助となるかもしれませんね。
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企画展「地域の編集──ローカルメディアのコミュニケーションデザイン」 公式ホームページ
ニュースパーク / 日本新聞博物館 公式ホームページ
日 程 ︰ 2019年10月5日(土)~12月22日(日)
時 間 ︰ 10:00~17:00(入館は16:30まで)
料 金 ︰ 一般 400円 大学生 300円 高校生 200円 中学生以下 無料
場 所 ︰ ニュースパーク(日本新聞博物館)
. 〒231-8311 横浜市中区日本大通11 横浜情報文化センター(受付2階)
休 館 日 ︰ 月曜日(月曜日が祝日・振替休日の場合は次の平日)
問い合わせ ︰ TEL.045-661-2040
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