広がる黄色の大地 さばえ菜花まつり - 福井県

春分の日も過ぎいよいよ春本番、これからは暖かな陽射しが期待出来る季節ですが 同時に年度代わり、今までの生活に区切りをつけ新しい日々のスタートをきる方も多いでしょうね。
シーズン真っ只中、世間では業者さんの手が足らず引越しにも一苦労とか・・
昨年の今頃、下の子の引越しに苦労した事が思い出されますw。

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さて、春の花見と言えば何をさておき先ずは「桜」なわけですが、今日はその足元、「菜の花」の方に目を向けてみたいと思います。
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毎年、この時期になると近所を流れる川の辺りにウォーキングの歩を進め 桜の開き具合を見て周るのですが、桜に先立って岸辺を埋める菜の花の黄色の鮮やかさには いつも心を晴れやかな気分にしてくれるものがありますね。

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その菜の花が約1万3000平方メートルの畑地に咲き誇る景観を満喫出来るイベント「第10回さばえ菜花まつり」が 福井県鯖江市「エコファーム舟枝」で開かれます。


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埋め尽くす菜の花「さばえ菜花」が開発されたのは平成14年のこと、鯖江市独自の品種として市の名品ともなっています。
「さばえ菜花」はそのルーツを食用菜花として高名な青森県産「ククタチ」と土地定着用の配合種「極早生」を交配させて生まれた品種で、食用、緑肥用ともに高い能力を有しながら 観賞用としても美しい姿を持っているのが特徴だそうです。
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緑肥用にとも書きましたが、「さばえ菜花」の種は秋に蒔かれ春には観賞、その後 開花期を過ぎた菜花を鋤き込み、やがて実るコシヒカリ米の有機肥料としても利用されています。 こうして出来たコシヒカリ米を「さばえ菜花米」と銘打ちブランド化、特産品として売り出しているようですね。
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鯖江市のホームページを見ると 元々鯖江市を流れる日野川の堤防に生える雑草対策として開発予定だった菜の花を”どうせなら市民が美味しく食べられる菜花を作ろう”という発想が「さばえ菜花」開発のスタートだったようで、開発経緯からして菜の花の姿のごとく明るく微笑ましいものであったよう。
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「見て楽しく」「食べて美味しく」「肥料としても有能」正に菜花の三冠王ですね!(昭和的表現・・w)

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今年で10回目を迎える「さばえ菜花まつり」では菜花畑の景観を普通に楽しむだけでなく、菜花田を刈り込んだ”菜花アート”を見る事が出来、また さばえ菜花を使用した美食の販売や菜花畑をゆったりはしる「ミニ電車」(有料) 、「菜花摘み体験会」(衣服注意) なども開催予定、お子様連れでも楽しめる一日となるのではないでしょうか。
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また「エコファーム舟枝」から近い「道の駅 西山公園」でも「さばえ菜花」や「さばえ菜花米」などの地場特産品を購入出来るようです。

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菜花は摂食後 体内でビタミンAに変換される βカロテン(カロチン) が多く含まれ、他にもカリウム、カルシウム、鉄分などのミネラル分が豊富に含まれる健康食、関連食品として”菜種油”の名が知られていますね。
野菜そのものとしては、人によってはあまり食した事のない方もおられるようですが、ぜひとも一度 食体験して頂きたい妙味です。
京料理などにも用いられる菜花、爽やかな甘みとほのかな苦味が絶妙に入り混じった味わいを気に入ったら毎年、春が待ち遠しくなること請け合いですよ。
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一面、黄色の世界で春の日の一日をうららかに過ごされてみては如何でしょう。

因みに・・元来「菜の花」と言う特定の植物は無く、アブラナ科アブラナ属の花一帯を「菜の花」と通称されているそうです。
冒頭でも述べました河原の土手に咲いている一般的な「菜の花」は見て楽しむには良いですが、ほとんどの場合 食用ではない事が多く食べられませんのでご注意を・・

 

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「第10回さばえ菜花まつり」 鯖江市 関連HP
(3月25日付 鯖江市のHPから一時的に?にリンクが失われました)
(同日、電話で確認したところイベントは予定通り行われるそうです)
詳しくは下記の[お問い合わせ]からご確認下さい

場 所:福井県 鯖江市 舟枝町 第9号 23番地「エコファーム舟枝」周辺
【自動車】北陸自動車道 鯖江ICから約7分

開催日:2019年4月13日(土)・14日(日)
雨天等中止の場合あり

開催時間:10:00~16:00

料 金:入場料無料

お問い合わせ:0778-53-2232
さばえ菜花まつり実行委員会(鯖江市役所農林政策課)

 

 

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