いつも イナバナ.コム を ご訪問頂きありがとうございます。
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2017年4月1日 に始めました 当イナバナ.コムも本記事をもちまして「三周年」!丁度300記事、各都道府県を周り続け6周目に入っております。
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各地の魅力を知って頂き 地域に残る伝承や風習に興味をもって頂くことで、地方活性の一助になればと始めました当ブログが、拙いながらも今日まで続けて来れましたのは ひとえに日々ご訪問頂いている皆様のおかげと心より感謝しております。
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思えば三年前の4月1日 初めて掲載したのが「800本の桜と「白神駅」開業20周年記念植樹祭」でした。
今となってはリンクを貼ることさえ恥ずかしいような稚拙な内容ですが、考えてみれば 現在でもそれほど上達していないかもしれませんね・・(汗
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ご存知のとおり現在、国内・国外とも「新型コロナウイルス」の驚異にさらされた状態であり、地域によっては予断を許さない状況でもあります。
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ウイルスによる病害はいうまでもなく、人の社会活動そして経済問題にまで深刻な懸念を及ぼし、人々の生活の隅々にまで様々な影響を与えており、これは取るに足りない当ブログのような存在にまでも波及しています。
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当ブログのメインコンテンツであるべき「イベント」のほぼ大半が ”中止措置” となっており、それは この状況下において致し方のないことなのですが、個人一人で記事を書いている関係上、非常に更新しづらくなってきているのが現状です。
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とは申せ、こういった時期であるからこそ、皆様の気持ちを少しでも明るくもって頂ける一助となりますように、微力ながらも 楽しい記事作りにのぞんで参りますので今後とも宜しくお願い申し上げます。
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三年前に掲載しました「八峰町さくらまつり」今年も予定されていましたが、お察しのとおり 残念ながら今年は制限開催となるようです。
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イベントそのものは行わず、4月中旬から05月上旬を目処に提灯点灯などは行い風情あるライトアップのみ行うと告知されています。
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八峰町(はっぽうちょう)は、平成18年(2006年)秋田県北西端に位置する八森町と峰浜村が合併して生まれました。
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白神山地の南端を仰ぎ、南に八郎潟市、西に日本海を臨む風光明媚な閑静な土地柄、青森県との県境に近い山間部には「笛滝」と呼ばれる滝があり、次のような伝承が残っているそうです。
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今は昔のこと 山あいに引く一本の美しい滝に向かい笛を吹く若者あり
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日ごと奏でられる清らかな笛の音に心惹かれた滝の女神は 若者の吹く笛の音にあわせ水の音を震わせていた
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水の音を感じた若者はいよいよ感じ入って笛を吹き やがて笛の音と水の音はひとつとなり山あいに満ちていった
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しかし 滝の虜となった若者の許嫁の娘はこれを嘆き 高野の浜から身を投じてしもうた
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これを知った若者は ようよう目を覚まし滝を離れ 娘が消えた浜辺に立つと悲しみの思いで笛を鳴らした
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くる日もくる日も悲しみに悶ながら笛を吹き続けるうちに ついに若者はひとつの岩と化してしもうたそうな
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滝の女神は若者を惑わせたことを神界に問われ 龍の姿となって外界に追われ
そこで十二の湖を穿ち住んだものの癒やされることなく ある夜一陣の風となって消えてしもうたのだと
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少々、悲しい物語でしたが、白神の山と日本海の間にたつ山村であったところに相応しい叙情豊かなお話ですね。
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あきた白神駅と800本の桜、地元の方はともかく、現状 他府県からの観覧行楽は中々に難しいものがあるかもしれませんが、(と言うより日本全国、今年は花見自体が出来難いですが・・)桜は散っても八峰町に風光明媚な景観とともに温泉も有るそうです。
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是非とも早いコロナ収束の日を祈りつつ、時が開ければ胸いっぱいに自然の空気を吸い込みたいものですね。
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三周年 ということで何か特别なことが出来ればなどと考えておりましたが、現状、何ひとつご用意出来ませんでした・・m(__)m
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お花見はおろか外出もままならない昨今、せめて画面だけでも「お花見」「お出かけ」気分を味わって下さい。 皆様のご健勝をお祈り申し上げます。
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(各画像は壁紙として大きなサイズで保存出来ます)