分かち難き人と病の相克を越えて(後)- 岐阜県

さてさて、疫病神の助力を得て? 熱病の治癒に力を発揮、物語において超常の能力で人々を癒やしたように描かれ、ある意味 お伽噺の主人公であるにもかかわらず、(前回でも触れましたように)武兵は実在の人物として扱われているようで

分かち難き人と病の相克を越えて(前)- 岐阜県

新緑の季節、コロナの中とはいえ軽症化の兆候が見えているためか、各地で賑わった行楽の連休、皆様にはどう過ごされましたでしょうか・・? 願わくば この反動でまた感染の波がぶり返さないことを願うばかりです・・。 辛い状況であっ

早地峰の里に座敷童は今も息づくのか – 岩手県

「旧家にはザシキワラシという神の住みたもう家少なからず。この神は多くは十二三ばかりの童児なり。おりおり人に姿を見することあり。・・・この神の宿りたもう家は富貴自在なりということなり。」(柳田國男 / 遠野物語)より 明治
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仏の御業 三段話 やけど如来の伝承(後)- 島根県

健気に働き、日頃の功徳を積んでいたことにより阿弥陀仏の加護を受けたお松 そんな お松の奇跡に感銘し 心新たに信心を深めた名主夫婦 名主夫婦はお松とともに西方寺によくお参りするようになりました。檀家の筆頭としてよく努め、ま
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仏の御業 三段話 やけど如来の伝承(前)- 島根県

  「身代り地蔵」という言葉があるように、人が味わう多くの辛苦を引き受けて下さる仏様のお話しは諸国変わらず言い伝えられています。 戦乱や飢餓、流行病と隣合わせだった昔の方が辛かったのか、それとも複雑さを増し我利