安居楽土の国から異風香る昔語り(三)- 長崎県
“隠れ切支丹” という非業の歴史。全国的に存在したものの、歴史・風土的に縁の深い長崎のご案内ゆえ 前回、少々暗鬱なお話となってしまいましたが・・。 今回は同じ長崎県でも もう一つ、中国・東南アジア
年の括り 来年この日この時も
本年もあと三日、年の括りとなりました。 年齢を追うごとに月日の流れを早く感じる・・というのは誰にでもあることでしょうが、いやもう “光陰矢の如し” とはよく言ったもので、つい何ヶ月か前の感覚で &
真偽の間から生れる話は古のみならず(ニ)
貉(むじな)が寺の方丈(和尚さん)を食い殺し、化けて方丈に成りすます・・。 冷静に見ると何とも残酷な筋立てで、ホラーな面影さえ漂う前回のお話でしたが・・、民話に詳しい方なら、このお話の元と思しき話をご存知でしょう。 「白
虹のごとく広がる謎と感慨「狐の嫁入り」
天気も良くてうららかな日和・・。 師走を迎えた今、ちょっと季節外れな書き出しかもしれませんが、まぁ、まだそんな日が一日や二日残っているかも・・ということでご勘弁ください。晴天でないと話が始まらないのです・・(^_^;)
いつしか色は潰え‥能に見る色即是空(前)- 京都府
色即是空空即是色 しきそくぜくう くうそくぜしき 大仰な書き出しで恐縮です・・・ 大乗仏教の真髄を説いたと言われ、かの玄奘三蔵(西遊記のモデル)にも関わる般若心経の一節であり、ご存知の方も多いかと思います。 無知な私の書
葉脈探して鉱脈発見 人の妙と釜石鉱山 – 岩手県
八代将軍 徳川吉宗公 といえば “米将軍” “享保の改革” “町火消しの設置”、 または “像の輸入” だの “
孤高の光と影 上州 二人の渡世人_再
本日は2019年12月のリライト記事となります。ご了承ください。 中々 終幕の見えて来ないコロナ禍とそれによる経済的なダメージ、遠国とはいえ彼方から届く戦争の悲惨な姿、そして頻発する自然災害や事故のニュース‥、 出来るこ
天賦の才も専心を重ねて後世に輝く(後)- 山口県
京都府の北端、日本海側に接する宮津市、この一角に「天橋立雪舟観展望休憩所」という名の好楽施設があります。 宮津湾を通して日本三景のひとつ「天橋立」を見晴らす位置に開かれています。 “雪舟観(せっしゅうかん)&