春分さきたまに訪ねる雪女の話地蔵の話 -(後)
さてさて、”春分” も過ぎれば間もなく春も盛り、菜の花の彩りから桜の便りへと移った話題も “清明(4月7日頃)” の頃にもなると、それさえ花の吹雪となって去ってゆきます。
春分さきたまに訪ねる雪女の話地蔵の話 -(前)
埼玉にお住まいの方には知れたお話かもしれません。 “さきたま” とは埼玉という地名のとても古い読み方です。 現在の県名や市名の元となった古語であり、彼の「万葉集」の中にも “前玉
大室山、数奇の女神は母の如く鎮まる – 静岡県
さて 前回、伊豆半島は温泉と行楽のメッカ “伊東市” から “ハトヤ” CMや、”伊豆シャボテン動物公園” “伊豆ぐらんぱる公園R
早地峰の里に座敷童は今も息づくのか – 岩手県
「旧家にはザシキワラシという神の住みたもう家少なからず。この神は多くは十二三ばかりの童児なり。おりおり人に姿を見することあり。・・・この神の宿りたもう家は富貴自在なりということなり。」(柳田國男 / 遠野物語)より 明治
漸悟の道 衛門三郎による遍路のはじめ(後)
年間を通して温暖な気候、町中に多くの緑を抱えながらも人口50万人、四国最大の規模を誇る 衛門三郎のふるさと愛媛県松山市。 今や四国瀬戸内圏において中核を成すこの町も、衛門三郎が生きた時代には鄙びた地方の一里であったのでし
仏の御業 三段話 やけど如来の伝承(後)- 島根県
健気に働き、日頃の功徳を積んでいたことにより阿弥陀仏の加護を受けたお松 そんな お松の奇跡に感銘し 心新たに信心を深めた名主夫婦 名主夫婦はお松とともに西方寺によくお参りするようになりました。檀家の筆頭としてよく努め、ま
仏の御業 三段話 やけど如来の伝承(前)- 島根県
「身代り地蔵」という言葉があるように、人が味わう多くの辛苦を引き受けて下さる仏様のお話しは諸国変わらず言い伝えられています。 戦乱や飢餓、流行病と隣合わせだった昔の方が辛かったのか、それとも複雑さを増し我利
土佐犬ではない土佐の犬の昔話(前)- 高知県
四国南岸の地、高知県、黒潮海流を目前に通年 温暖な気候ながらも大海原を相手に漁に服し、背にした山岳の険しさや季節に訪れる台風を相手に、鍛え上げられた気性ゆえに男性は “いごっそう” 女性は
大歳を迎えて
大歳 / 大年(おおとし) とは 年の変わり目、いわゆる大晦日の晩のこと・・。 今年も残すところあと一日、明日は12月31日 大歳 / 大晦日を迎えます。 昨年 2020年から2年間を越えて続くコロナウイルスの問題・影響...
竈の神は福の神そして笑いの神なのか(前)- 宮城県
英語で「clown(クラウン)」という言葉があります。 「crown(クラウン)」王冠や 有名な国産の乗用車の名前とは異なります。(l ≠ r) 「clown」は “道化師”、日本では一般に