綯われた歴史と想い 日向の水中綱引き祭事 – 福井県
師走も半ばとなり寒さも募ってまいりました。いよいよ本格的な冬の到来、そろそろイナバナ.コムも冬用の背景画像を用意しなければなりませんね。 日本の真ん中よりさらに南の方に住んでいて ”寒い” などと言っていたら、北の寒冷地
蘇る与次郎狐 出羽伝承の昔と今(後)- 秋田県
前2回に渡ってご案内しました「飛脚狐」そして「与次郎狐」の伝承ですが、与次郎が仕えた主君 佐竹義宣(さたけよしのぶ)公は戦国後期に生まれ安土桃山時代から江戸時代前期を生きた武将でした。 佐竹氏は常陸源氏(ひたちげんじ)の
蘇る与次郎狐 出羽伝承の昔と今(中)- 秋田県
現在の秋田県から山形県に連なる東山道、緑深き神秘の地、出羽国 前回、各地に残る「飛脚狐」伝承の概要を お伝えしたところで、今日はいよいよ出羽国に伝わる「与次郎狐 / 与次郎稲荷」本編のご紹介です。 天下分け目の戦、関ヶ原
蘇る与次郎狐 出羽伝承の昔と今(前)- 秋田県
いつもイナバナ.コムをご訪問頂き有り難うございます。 先般ご案内させて頂きましたように今週は過去記事の再掲載とさせて頂きます。 一部、注意箇所、また下段において加筆などございます。ご了承くださいませ。 ー ー ー ー ー
神霊因幡国 忠孝のキツネ桂蔵坊伝承 – 鳥取県
民話好きの方に限らずとも いわゆる “昔話” の類に人間以外、多くの動物や神霊・妖怪が登場することはよく知られたところですね。 キツネやタヌキ、ヘビ、シカ、イヌ(オオカミ含む)、ウサギ、サル、ネズ
舞・音・句 文芸にたゆたう川棚の温泉地 – 山口県
「歌舞伎」 言うまでもなく日本を代表する格式高い伝統芸能のひとつですが、一方、女性の演者を含めない男子専有の世界という慣習があることもご承知のとおりです。 しかし、現代では芸術として愛される歌舞伎も、安土桃山時代の終わり
千三百の時をこえて花開く万葉の狭衣 – 富山県
とてもではありませんが 執筆などという大それたものではありません。 開始以来3年半も続けているにも関わらず未だお粗末な文章・内容でお恥ずかしい限りの当ブログですが、それでも こうして記事を書き続けていると、時にその更新に
紀の国北と南 寺と社に連なる二つのお話(後)- 和歌山県
国道42号線に沿って紀伊半島を南下すると、県下沿岸 南北の真ん中辺りでしょうか、白亜の石灰岩で知られる “白崎海岸” の由良町、続く御坊市に入る頃から海の景色が変わりはじめ “紀伊水道
白鷺と湯元 悠久の伝説 愛媛道後から – 愛媛県
* 先日 「ちいさい秋みつける内子町の道の駅」 のボリュームがやや控えめでしたので、引き続き愛媛県からの話題を過去記事(2019年2月21日)を引用してのお送りさせて頂きます。 再掲載記事となりますがご了承下さい。 関東
失われた大廈 大門の影に佇む者(後)- 京都府
かつて平安の都に屹立した大廈・大門、本日はその後編の一基についてお伝えさせて頂きます。 『朱雀門』 『羅生門』ほどでは無いにせよ高名な大門の名です。 『羅生門』が都の外縁の門であったのに対して、都の中央、天皇の坐す ”大