遠くて近きお不動さん みちのく中野の不動尊 – 福島県
お不動さんはちょっと特別 不動明王、仏教の中でも 特に真言宗や天台宗など秘儀を奥ずる密教の尊格で、本尊大日如来が姿を変えてこの世に現れた姿であるとも言われています。 一般的には “お不動さん” と親しみをもって呼ばれ、世
清流の里 逸話の深山 黒尊の宮 – 高知県
* この記事は2019年06月20日にポストした記事の再掲載記事となります。ご了承下さい。 日本最後の清流 と言われる高知県 四万十川、全長196kmに達する四国最長の一級河川にして多くの支流をもち、また
悲しみはいつか喜びへ 阿波の国の猫神さん – 徳島県
徳島市の中央部に 向寺山(むこうてらやま)という名の小高い山があります。 . その昔、寺山という地に金剛光寺というお寺が有り それに対面するかのように山があったことから向寺山の名が付いたのだそうです。(現在 金剛光寺はそ
そこは深緑幽玄の世界 上色見熊野座神社 – 熊本県
およそ 神社また社の杜と呼ばれるものは 人々が住まい暮らしを営む場所と異なり、時間の流れが緩やかなように感じますね。 . それは 単に葉擦れの音しかしない静かな杜だから そう思えるのか、それとも そこだけにある特別な何か
アエノコト 夫婦神迎え豊年祈る古の祭礼 - 石川県
11月も半ば、日中はともかく朝晩はすっかり冷え込むようになりましたね。 人間とは勝手なもので、同じ気温でもこれが3月4月であれば「ずいぶん暖かくなったなぁ」とホッとするものですが、これから冬に向かうこの季節では私のような
報恩と相克 阿波の狸伝承と金鳥神社(後)ー 徳島県
金鳥が修行のため津田山に渡った時、一匹のお供がおりました。当然、同じ狸なのですが、その名を ” 藤の樹寺の鷹 ”、小松島に二人の倅とともに住まい 勇壮、人徳(狸徳)ともに優れ金鳥の右腕とも言われた男でした。 穴観音城のあ
報恩と相克 阿波の狸伝承と金鳥神社(中)ー 徳島県
四国において狸が愛され時に明神として崇められていることは皆様ご承知のとおり、 著名な”犬神刑部” 香川編でご紹介した”屋島太三郎” 日本三名狸にも数えられる”淡
報恩と相克 阿波の狸伝承と金鳥神社(前)ー 徳島県
〜 狸 と言えば古来キツネと並んで人を化かすもの 〜 という書き出しで今年のお正月にお届けした「愛着と崇敬の狸 狸王国 太三郎の伝承 – 香川県」 . 四国における狸の存在意義の深さと愛され敬われる徳の高さを
早潮見晴らす鎮魂の竜宮 長門国 赤間神宮 - 山口県
山口県下関市、下関の名産と言えば真っ先に思い浮かべるのが やはりふぐ、ふぐ刺し / てっさ、ふぐ鍋 / てっちり、美味しいですよね、少しばかり高価なのが玉にキズですが・・ しかし、下関は雲丹 / うにの特産地でもあるよう
雄叫ぶ牛鬼 伊予国の数奇で勇壮なふたつの祭事 - 愛媛県
牛鬼(ぎゅうき / うしおに) 漫画家水木しげるさんの「ゲゲゲの鬼太郎」にも登場した異形の鬼、その性格は獰猛・残忍、牛の頭に蜘蛛の身体という奇怪な姿で毒を吐き人を蹂躙する恐ろしい悪鬼とされています。 その伝承は主に西日本