侠気の鑑か老人の愚痴か 堅魚男が残したもの
世界で最も硬い食べ物と言われる「鰹節(かつおぶし)」 この鰹節にも旬があるそうで、4月5月に獲れたカツオ ”初鰹” を加工して作られる ”春節” と呼ばれる鰹節の方が、古来より美味であるとされてきたそうです
伯耆国 日本最古の鬼の伝承 – 鳥取県
昔話、古の伝承には多くの物の怪(もののけ)が出没するものですが、その中でも群を抜いて登場率が高いのが「鬼」ですね。 一般に鬼とは物の怪のひとつであり、また地獄の眷属ともされますが、その正体に明確な定義が定められているわけ
還らぬもの 有間皇子とましららの貝 – 和歌山県
~ 磐代の 浜松が枝を引き結び ま幸くあらば また還り見む ~ ( 磐代の浜にある松の枝を結んだ。運よく無事に戻れたならば またこの枝を見たいものだ ) しかし、この願いが叶えられることはありませんでした。...
越後の怪傑 黒鳥兵衞と名残り湯の真実 -(後)
凶事の象徴のような不穏の黒雲が立ち込め、季節外れとも思える猛烈な風雪吹き荒ぶ中、越後へと着陣した 加茂次郎義綱 率いる討伐軍は、兵衛の軍勢に果敢に挑んだそうです。 武においては並ぶ者無しと謳われた名将 義綱
越後の怪傑 黒鳥兵衞と名残り湯の真実 -(前)
興味深いことに、人は必ずしも “正義” のみを愛するものではなく、粗暴な振る舞い、謀略に長け、時には “悪” に関わり社会に害為す者であっても、そこに何らかの魅力を見出した
明神と鍛えた名剣 相槌稲荷伝説 – 京都府
本日は2018年11月の再掲載記事となります。ご了承ください。 京都三条通り、歴史を感じさせる町家が居並ぶ一角に「相槌稲荷神社」があります。 辺りの風景に溶け込むように、否、ややもすると埋もれるかのように町家と町家に挟ま
はりまや橋より愛をこえて − 高知県
振り返れば今年の冬はそこそこに寒かったものの 暖かくなるのは結構早いようで、桜の開花も例年に比べて1週間から10日前後前倒し状態、既に西日本はもとより中部地方の多くで見頃を過ぎる勢いです。 日本100名城のひとつであり
妖かしの姫は今日も天楼で朧に微笑む(後)- 兵庫県
古に “姫路” の地は「日女道」または「日女路」と書き、城山である姫山を「日女道丘(ひめじのおか)」と呼んだそうです。 播磨国風土記において神々の流した 蚕子(さんし・蚕糸(絹糸の道具?))が流れ
妖かしの姫は今日も天楼で朧に微笑む(前)- 兵庫県
その名を 白鷺城 とも呼ばれ世界遺産にも登録されている兵庫県 姫路城、美しくも雄大な景観から国内外でも屈指の認知度を誇り、数々の時代劇のロケ地としても使われ 一般的な人気度から見れば まさにナンバーワンの ”城の中の城”
金のなる木 そして悠久の桜(後)- 佐渡ヶ島
「これほどに身の温まる草の実を ひえの粥とは誰かいふらむ」 朝廷権力の復興を夢み そして破れ配流となった順徳天皇が傷心の中この島へ上がった折、島の老婆から振る舞われた”稗の粥(ひえのかゆ)” に感動して詠まれた歌です。