来る福929招き猫集う招福到来の日 – 三重県

9月29日は とても大事な日です。
30年から昔のこの日、結婚式を挙げました。つまり、私にとってこの日は結婚記念日なのです。 まぁ正直なところ私自身はどうということもなく、ちょくちょく忘れてしまうのですが、毎年 当日までに思い出しておかないとカミさんに叱られます・・。
とても大事な日です・・w。

さほど気にする程でもありませんでしたが、式の予定を組んでいた その当時、”9月29日” という日付は何となく “929 = 苦肉・・の策” みたいで何だかなぁ・・と苦笑いしていたのを憶えています。

しかし 意外や?、9月29日は とても めでたく有り難い日であったようです。
9月29日 は “(クるフク)来る福” の日、転じて宝福招来!「招き猫の日」の日なのだそうです。 “929 = 苦肉” よりは よほど素敵な解釈ですねw。

 

イナバナ.コムでは過去にも何度か “招き猫” や “猫神” に触れていますが、そもそも「招き猫」とは、どういったもので、いつ頃から現れたものなのでしょう?

実のところ、その発祥経緯は定かではありません。
実質的に江戸時代後期、江戸市中またはその周辺地域で生まれた(作られた)ものという説が有力ですが、”招き猫発祥” を謳う地は全国各地にあり、その真贋は詳らかでないのです。

© Wikipedia / 歌川広重 – Museum of Fine Arts, Boston

招き猫 はその発祥伝説もさることながら、陶磁器製の置物・縁起物としての存在であるだけに、その史料的側面からみた考証も大きく作用します。 現時点における最古の招き猫の置物は、江戸 “(浅草寺境内)浅草神社” に由来する “丸〆猫(まるしめのねこ)” とされています。 ・・が、どういうわけか 神社・寺とも招き猫に関する由緒やご利益については一切触れていません・・何故なのでしょうね・・。

代わりと言ってはなんですが、浅草寺 鎮護堂の由緒である “お狸さま” の風貌が、どう見ても “招き猫” 風であるのですが、・・これまた何故なのでしょう・・w。

一方、伝承において 日本最古といわれるもののひとつに、京都市右京区の “檀王法林寺(だんのうほうりんじ)” に伝わる “招福猫” と呼ばれる “右手を上げている黒猫” があります。 江戸中期の逸話といいますから百年ほど古い話ともいえますね・・。

黒猫というと少々不吉な印象を得てしまいがちですが、黒猫=不吉のイメージは明治期以降、西洋の宗教的観念から伝わったもので、元々、日本国内において黒猫をことさら嫌う風習は無かったようです。

地元で “だんのうさん” と呼び慕われる “檀王法林寺”、浄土宗のお寺で ご本尊は阿弥陀如来尊なのですが、ともに祀られる一柱として “主夜神(しゅやじん)” と呼ばれる神さまがあり、「恐怖諸難を取り除き、衆生を救護し、光を以って諸法を照らし、悟りの道を開かせる」と説かれているそうです。 ここから、暗き闇夜の中で大きな瞳を光らせ世を見据える “招福猫” に結びついたのでしょうね。

画像はイメージです。

このように、招き猫の由来に連なる寺社は数多あり、また同時に招き猫の招福にあやかる地は国内いたる所はおろか、アジア諸国、北米と世界的な広がりをもっています。

何処が発祥であろうとも福徳を呼び込みたい人の気持は同じであり、キャッチーなポーズと、その愛らしさも相まって、多くの場所・国で愛されるのは当然の流れなのかもしれませんね・・。

 

と、いうことで、ようやく終盤、 ここから本日の本題・・ (^_^;)。

この9月17日(土)から29日(木)にかけて 『おかげ横丁』で『第28回 来る福招き猫まつり』が開催されます。

『おかげ横丁』・・、言うまでもなく三重県伊勢市『神宮(伊勢神宮)』内宮前にある、鳥居前町(門前町)を完全再現した商店街であり、伊勢屈指の観光街ですね。
1993年(平成5年)に落成して以降、単なる土産物商店街ではなく妻入屋根の町並みや、歴史的建造物の忠実な再現など、文化的な価値も高く年間600万人の観光・訪問客を数えるのだとか・・。

江戸時代、「一生に一度は伊勢参り」といわれるほど、庶民に親しまれ憧れとなった “伊勢参詣”、現代と異なり旅行の自由に事欠いた時代、数少ない “幕府によって黙認された” 庶民の一大行楽でもありました。 その動員数は現代に劣らぬ年間400万人ともいわれます。

「東海道中膝栗毛」でブームになって以来、200年に渡って伊勢の地に足を運んだ人はどれだけになるのか想像もつきません。

それだけ賑わいを見せた神宮参拝と鳥居前町の繁栄、つつがなく福と人を呼び込み繋げてくれる “招き猫” への感謝を兼ねて、 “来る福 9月29日” をクライマックスに、招き猫一色の祭りが開催されるのです。

期間中、全国各地から3万体ともいわれる多種多様の招き猫が集まるそうで、招き猫愛好家のみならず猫好きの方にも見どころ満載ですね。

「招き猫現代作家展」や、張り子の招き猫にオリジナルの絵付けができる「絵付け体験」も予定されており、招き猫にちなみ趣向を凝らした様々な催しが行われるそうです。

一年に一度、「おかげ横丁」が招き猫に染まる日、マニアならずとも、詣でた人には楽しみとともに通常以上の招福が待っているかもしれませんよ・・。(^o^)

『 第28回 来る福招き猫まつり 』
おかげ横丁 季節の催事
観光三重 当該ページ

日  程 : 2022年9月17日(土)~2022年9月29日(木) 09:29~17:29
場  所 : 「おかげ横丁」三重県伊勢市宇治中之切町52番地
問い合わせ : 0596-23-8838(おかげ横丁総合案内)

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