腰が引けるけど超オススメな特別展 – 東京都

当然ながらイナバナ.コムでご案内する記事、特にイベントや行楽に関する記事においては、読んでいただく皆様に “オススメ” の内容を取り上げています。
言い換えるなら 自分も行ってみたい、楽しんでみたい場所や催し物を優先的に、ということになります。 いや、ほとんど自分の好みばかりですかね・・w。

しかし、今回ばかりは強く興味は惹かれるものの、もひとつ気が引ける・・というか、度胸が要りそうな展覧会・・特別展、その名も『美味しくてすごい生き物展』のご紹介。自分が及び腰なのに人に薦めるってどうよ? といった感じですが何卒ご容赦を・・。

開催場所は東京都豊島区東池袋「サンシャイン水族館」です。
大したものですね、水族館というものは水源の都合から海辺やそこに連なる近辺に立地するものと思っていましたが、東京においては都会のど真ん中に水族館が在るのですか・・それも商業ビルの屋上に・・。 そこからか!? と笑われそうですが、やはり地方では目にすることのない大都市ならでは発想と運営力だと思います。

 

『美味しくてすごい生き物展』 何か食楽に通じそうで、これのどこに気が引けるのよ?と思われるかもしれませんが、このテーマの後に続く副題が「〜美食奇食珍食生物図鑑」・・、美食はともかく奇食・珍食、もうこの時点で引けてしまうのですw。

プレスリリースからの一節をお借りしてご案内すると・・

「意外と知られていないあの食品に使われている生き物や、何も知らずに食べると危険な生き物、普段は食べる機会がないような珍食について、エピソードとともに、実際に生き物を展示して解説します。 また、近年SDGsの観点からも注目される昆虫食についても生物展示による解説を行い、展示を楽しんでいただいた後には、昆虫食自動販売機や食に関する商品をご購入いただけます。」〜サンシャイン水族館〜

画像 © サンシャイン水族館

如何でしょう? すごく興味は惹かれるものの腰が引ける気持ちが分かって頂けたでしょうかw 見てみたい反面、知らない方が良かったなんてことになりはしないかと・・汗
“あの食品に使われている生き物” なんてくだりが、さらに興味と恐怖を煽りますねw。

 

大体 何ですか! ホームページやリリースの特別展の巻頭を飾っているの「オオグソクムシ」じゃないですか! オオグソクムシって深海で腐肉を攫ってるやつでしょ?そんなもの食べられるわけが・・と思って調べたら食べられるんですね・・ 意外と美味しいとか書いてるし・・orz

そもそもダメなんですよ、ああいう節々のやつ、ムカデとかダンゴムシとかあんな感じを思い出してしまって・・ お陰でこの歳になるまで未だにシャコも食べたことないヘタレっぷりです。 海老はまあ好きですけどね・・調理して出してくれれば・・。

情けない話はともかく、思いもかけないものが食用となるのですね・・オオグソクムシに関しては、調べている途中、通販で販売しているところもありました。ご興味のあるかたは お探しになってどうぞ、私は遠慮しておきますw。

 


「鮭はサーモンではない」 食通の方はご存知の方も多いのでしょう、恥ずかしながら自分は知りませんでした。この二つが異なる魚種だということは薄っすら聞いた気がするのですがソコ止まり・・。

基本的に天然の「鮭」は美味であるものの、天然であるが故にアニサキスという寄生虫に感染している可能性があり、生食に向かず火を通して食事とする。

反して「サーモン」はその大半を養殖で育て、飼料によって生育することから寄生虫が宿ることがなく、寿司などの生食に使われる。 多くが輸入品であり元々はノルウェー人漁業師オルセン氏が、1980年代に日本国内での養殖に成功したことに端を発する。

なるほど 昭和時代、子供の頃には「鮭」といえば大抵 “塩ジャケ” で、きっちり火を通したものばかりだったように思いますね・・。 因みに「鮭」も「サーモン」もどちらも “鱒 / マス” の仲間で、サーモンは正式には “トラウトサーモン” という淡水魚、一方、鮭の方も総括的な呼び名であり、歴史的に “紅マス” “銀マス” などとかなり交雑な状態となっているのだそうです・・。

こういう話は、時に為になるかもしれません、鮭にはよく火を通しましょう。

 

他にも運営スタッフによる「実食レポート」(スタッフさんも大変だ・・)
「香りを楽しむ体験型展示」など・・、まさかニシンを塩漬けにした北欧の奇食 “シュールストレミング” はないよね? 鮒寿司(ふなずし)ならある? あれも大概キツいんだよね〜・・。 私の住む地方にも “なれずし” なる発酵鮨がありますが、あれも一般向けの軽度発酵のものでないと私には無理です・・。

*苦手な方はご注意を

そして、もうひとつの強者が “SDGs 対応!”「昆虫食展示コーナー」・・
まぁ、確かに昔から “イナゴの佃煮” とかありましたけどね〜・・、地球環境には優しいかもしれないが私には優しくありません・・、 “昆虫食付き入場券” “昆虫食自動販売機” なるものも有るそうなにでご興味の方はどうぞ。 私は別の方向でSDGsを目指すことにさせていただきます・・。

 

色々と申し上げましたが、人間にとって最も身近で大事な問題「食」に関する考察を、ユニークな方向からアプローチする『美味しくてすごい生き物展~美食奇食珍食生物図鑑~』、日頃の生活ではまずお目にかかれない、知ることのない知識と発見に溢れているようです。

洗練された都会の空間を彩る 美しい魚たちの饗宴とともに、ひとときのカルチャーショックに触れてみられてはいかがでしょうか・・ 私は多分行きませんが・・w。

『美味しくてすごい生き物展~美食奇食珍食生物図鑑~』
『サンシャイン水族館』 公式サイト

場  所 : 〒170-8630 東京都豊島区東池袋3丁目1 サンシャインシティ・ワールドインポートマートビル屋上
開催期間 : 2022年3月18日(金)~7月10日(日)
 

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