大阪府 民話 – 門真の愛猫 ガラスケ


大好物は‘かつおぶし’!・・とくればネコ、ですがこちらのネコさんはかつおぶしに続いて‘れんこん’‘くわい’となかなか通な好みをもっているようです。その上変わった鳴き声で鳴き人に向かって愛想よく手招きまでするとなれば人気の出ないはずはありません。

大阪府門真市、淀川にも近く古来より京~大阪を結ぶ要衝として機能し、現代では府の中心である大阪市のベッドタウンでもあるこの大都市も古くは「門真荘」後に「門真村」と名を変えながら連綿とその歴史を刻んできました。上でご紹介したユニークなネコはそんな古の時代、門真の地で有名になった愛猫、その名を「ガラスケ」と言います。
「ガラスケ」にまつわる民話を今日は文体を変えずに原文のままお届けしたいと思います。

—— おすまさん と笑い猫 ———————

昔、現在の元町にある門真神社付近のお菓子屋に、おすまさんという老婆と飼い猫のガラスケが仲良く住んでいた。この猫は変な奴で、小さい時から「ニャーニャー」となかずに何故か「ガラガラ」と人が笑っているようにいつも鳴きよる。時々寝転んで前足と後足を上下にしてガラガラと鳴く気味の悪い猫のガラスケであった。

ある日のことやった。畑に向かう牛がお菓子屋の前を通りかかったときである。「ガラガラ、ガラガラ」牛はびっくりして立ち止まり、大きな目をくるくる回してみてみると、「何じゃい、猫のくせに変な声を出しやがって、仕事に出かける俺様を驚かすんじゃあねえぜ。モー!」と牛も驚かすガラスケであった。

 

 

また、ガラスケはひょうきん者で、お店にお客さんがくると品物を口にくわえて渡し、おすまさんが「毎度おおきに」というと「ガラガラ」と愛想笑いをしチョコンと頭を下げよる。
愛想のよいガラスケは村中の評判になり、やがてよその村からもガラスケを見ようと集まって来るようになった。
雨が降って客足が少ないときはガラスケは外にでて「ガラガラ」と笑い手招きをしてお客さんを呼び込んだりもした。お客さんも口々に「不思議な猫がおるもんや。ガラガラと愛想笑いをしよる。あれは幸運を運んでくる神様のようじゃ。」と言い、お店は毎日黒山の人。商売のほうもガラスケ人気にあやかって「ガラガラ餅」と「ガラガラまんじゅう」を売り出すとたちまち売り切れてしまう毎日で、おすまさんのお店は笑いが止まらないほど儲かった。

 

そんなある日のことやった。ガラスケのことを耳にした京都伏見の人形師がやってきた。ガラスケは相変わらず笑いながら店を手伝っていた。それを見ていた人形師はポンと手を叩き、「そうや、このガラスケの人形を作れば、売れる『福猫』『招き猫』として商売繁盛間違いなしや。」と考え、早速京都へ帰り沢山のガラスケ人形を作ることにした。

 

商人達は遠方からはるばる御利益にあやかろうとこのガラスケ人形を買いにやってきた。ガラスケ人形は飛ぶように売れ人形師はしてやったりと大喜びでおすまさんの所へ駆けつけお礼を言った。年末にはガラスケの好物の鰹節も贈った。ガラスケは思わぬ贈り物に「ガラガラ」と大喜びし、その後も今まで以上に愛想よく、おすまさんに我が子のように可愛がられ長く幸せに暮らしたそうな。

出典:「門真の民話」 門真市PTA協議会母親代表委員会 編纂

—— 門真市 ガラスケ.コム より引用転載 —————–

「ガラスケ」は現在、門真市のイメージキャラクターとして頑張っています。
「人・まち”元気”体感都市 門真」を標榜する門真市のために市の紹介から各種イベント、施設訪問など多くの業務に参加し市の発展の為に元気と活力をふりまいています。

昔も今も人々に愛され、また人々に笑顔を届ける「ガラスケ」これからも門真の地に「福」を呼び続けて欲しいですね。
・・ガラガラ w

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